オマーンにおける新型コロナウイルスの状況・対策(第42号)

【ポイント】

オマーン政府の新型コロナウイルス対策高等委員会の定例記者会見(21日):検察官から,公共の場所でマスクを着用しない場合は20オマーンリアルの罰金が科せられると述べ,運輸大臣からは,航空便の再開は国内線から始めるが,その時期は未定,保健大臣からは,ピークアウトの予測は不可能といった発言がありました。

【本文】

在留邦人,たびレジ登録のみなさまへ

1 5月21日,オマーン政府の新型コロナウイルス対策高等委員会は,定例記者会見を開きました。主な発言は以下のとおりです。

(1)検察官:商業施設を含む公共の場所でマスクを着用しない場合, 20オマーンリアル(RO)の罰金が科せられる。また,家族以外で5人以上集まった場合には高等委員会の決定違反となり,祝日,結婚式,礼拝所などの集会参加は100オマーンリアルの罰金,検疫を順守しない場合は200オマーンリアルの罰金が科せられる。更に,高等委員会の決定を順守しない組織に対しては,1カ月の閉鎖と1,500オマーンリアルの罰金が科せられる。

(2)運輸大臣:航空旅客便の再開は国内線から始め,その後に国際線の再開を予定しているが,再開時期は未定。公共交通機関の再開は段階的に新規則の下で実施。

(3)保健大臣:ピークアウトの予測は不可能,新型コロナウイルスとの共存を前提とすべき。ラマダン明け公休日直後に高等委員会が会合し,(官公庁等の)執務体制等についての決定を行う予定。

2 5月19〜21日のオマーン保健省による発表を取りまとめると,18日に292件,19日に372件,20日に327件を含め,同日までに当国で登録された感染症例の総計は6370件です(そのうち,死亡30件(20日までの3日間に8件),治癒1821件)。保健省次官は,感染症例数のカーブは依然として上昇中でピークには至っていないと述べました(19日)。

3 来週はラマダン明けを迎えますが,ご自身の健康とオマーン国内での感染拡大防止のため,不要不急な外出は避けて,外出時にはマスクを忘れずに,十分な感染予防に引き続き努めてください。

新型コロナウイルスの感染・疑いがある場合は,必ず当館まで御一報ください。)

(問い合わせ先)

オマーン日本国大使館

−住所:Villa No.760, Way No. 3011, Jamiat Al-Duwal Al-Arabiya Street, Shati Al-Qurum

−電話:(+968)24601028

−FAX:(+968)24698720

−ホームページ:https://www.oman.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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