デンマークで全成人はCOVID-19の検査を受けることが可能に（新型コロナウイルス関連情報ほか）

１　成人（保険証保持者）の希望者はＣＯＶＩＤ−１９の検査を受けることが可能に

　５月１８日，保健・高齢者省は，デンマーク在住の成人で希望する者（保険証保持者）は全員，医師の診断がなくても新型コロナウイルスの検査を受けることが可能になると発表しました。概要は以下のとおりです。

●デンマークの全成人はNem-ID を通して www.coronaprover.dk　で自身で検査予約が可能となる。（当館が問い合わせたところ，イエローカード（保険証）を持っている方は検査予約ができるとのことでした。Nem-IDを持っていない方は下記ホームページ掲載の番号に電話して予約することができます。

https://www.coronaprover.dk/Account/NoNemIdInfomation　）

●本日（５月１８日）より１８〜２５歳は検査予約が可能になり，数日後には全成人が予約できるようになる。

●検査は，デンマーク検査センターが国内１６都市に設置した白いテントで行われる。

●これまでは，COVID-19の検査予約には医師や雇用主の指示が必要であったが，症状が無い人でも検査を希望する場合は上記ＨＰから自分で検査を予約することが可能となる。

●COVID-19の症状がある人は，病院で検査を受けるために引き続き医師に連絡をする必要がある。

（保健省５月１８日付プレスリリース）

http://sum.dk/Aktuelt/Nyheder/Coronavirus/2020/Maj/Alle-borgere-faar-mulighed-for-at-blive-testet-for-COVID-19.aspx

２　感染者数

　５月１８日１４時現在のデンマーク全体の感染者数は以下のとおりです。（国立血清学研究所より）

感染者数　合計　１１，１６６名

デンマーク　１０，９６８名　（死亡者５４８名、治癒者数９，３０１名，検査人数累計３９４，３９４名）

フェロー諸島　１８７名　（死亡者０名、治癒者数１８７名，検査人数累計８，８６３名）

グリーンランド１１名（死亡者０名、治癒者数１１名，検査人数累計１，６２９名）

３　「visitationszoner（警察官が所持品検査できる地域）」の指定再々延長

５月１５日，コペンハーゲン警察は，ギャング同士の銃器などの武器を用いた抗争が引き続き行われているとして，警察官が特定の犯罪の嫌疑がなくとも所持品検査や車内検索ができる地域visitationszoner（visitation zone）の指定を５月２９日１８時まで延長すると発表しました。指定されている地域は，Amager, Frederiksberg, Noerrebro, Husumの４地域です。下記警察のリンクから地図で確認できます。

https://politi.dk/koebenhavns-politi/nyhedsliste/fire-visitationszoner-i-koebenhavns-politikreds-forlaenges/2020/05/15 　

＜当館からのお願い＞

●現在，当館では感染症予防対策の一環として，領事待合室に１度に入室できる方の数を２名までと制限しております。係員が順番に案内いたしますので，ご協力よろしくお願いします。

●在留届を提出されている方で，日本に帰国（一時帰国を除く）された方は，「帰国者全員の氏名，帰国日」をご記入の上，当館領事班ryoji.han@ch.mofa.go.jp までメールでお知らせください。

詳しくは下記当館ホームページをご確認ください。

https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-zairyu.html

●在留邦人の方でコロナウイルスへの感染が確認された方や隔離措置を受けた方，入院された方は当館までご連絡ください。

【ご参考】

新型コロナウイルスに関するデンマークポータルサイト

（デンマーク語）

www.coronasmitte.dk

（英語）