● レバノン保健省は,5月8日から10日にかけて国内で新たに61名の新型コロナウィルスの感染者が確認され,国内の感染者は合計845名になったと発表しました。新規感染者の中には臨時便にて国外からレバノンに帰国した人々も含まれておりますが,国内で感染したとみられるケースも増加しています。
● レバノン政府は新型コロナウィルスの感染拡大を目的に発動中の総動員(General Mobilizaiton,3月15日〜5月24日)の一環である夜間の外出禁止について,5月11日(月)より開始時間を午後7時とする旨を決定しました。これにより,夜間の外出禁止時間は午後7時から翌朝午前5時までとなります。また,同日より,上記総動員の段階的な緩和措置の第3段階に移行し,レストラン・カフェの営業規制が更に緩和(利用客数の制限:キャパシティの30%→50%)されるほか,バスの運行が再開(利用客数はキャパシティの30%に制限)されますが,教育機関や障害者施設の営業再開は延期となりました。
● 総動員に伴い5月24日(日)までベイルート空港における民間航空便の運行は停止していますが,ミドルイースト航空(MEA)がレバノン人の帰還を支援するための臨時便の運航を計画している模様です。同臨時便の往路(ベイルート発)について,過去,同便の到着地等を経由しての日本行きの便を手配済みであれば日本人の搭乗が可能になったケースが確認されました。運行計画の細部については下記をご参照ください。
(参考:MEA臨時便の案内)
レバノン保健省は,5月8日から10日にかけて国内で新たに61名の新型コロナウィルスの感染者及び1名の死亡者が確認され,国内の感染者は合計845名(この内,完全治癒者234名)に,死亡者は26名になったと発表しました。新規感染者の中には臨時便にて国外からレバノンに帰国した人々も含まれておりますが,10日の新規感染者36名の内23名は国内に留まっていた人々であり,国内で感染したとみられるケースも増加しています。
4月半ば以降,1日あたりの新規感染者数は低調に推移してきましたが,最近の抗議活動の活性化や総動員措置の段階的緩和等により,人と人の接触の機会が増えて感染リスクが増すおそれがあります。また,レバノン政府は引き続き臨時便にてレバノン人の帰国を支援する模様であり,国外で罹患した人々がレバノンに戻ってくるケースが増える可能性もあります。常に最新の情報を収集するとともに,3つの「密(密閉,密集,密接)」を避けるなど,引き続き感染予防に努めていただくようお願い申し上げます。
レバノン政府は3月15日(日)から5月24日(日)までの間,新型コロナウィルスの感染拡大防止を目的とした総動員(General mobilization)を発動しています。これにより,ベイルート国際空港を含む陸海空全ての出入国地点の閉鎖,外出及び車両運行の制限等が行われています。
外出について,日中は真に必要な場合を除き自宅待機を要請され,夜間は緊急事態を除き外出禁止とされています。政府は感染状況の悪化を防ぐため,5月11日(月)より夜間の外出禁止の開始時間を午後7時とする旨を決定しました。これにより,夜間の外出禁止時間は午後7時から翌朝午前5時までとなります。治安機関は,自宅待機措置の違反者に対する取締りを行っていますので,自宅待機を遵守していただくほか,止むを得ず外出する際には身分証明書を携帯する等,十分注意願います。
なお,政府は総動員の段階的な緩和を進めており,今後,順次商業施設及び学校の営業規制が緩和され,最終の第5段階(6月8日開始予定)で航空機を含む公共交通機関の再開を目指すとされています。同緩和計画の細部については下記をご参照ください。
(参考:レバノンにおける新型コロナウィルスの発生,その49,総動員の緩和計画等)
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=88267
5月11日(月)より緩和措置の第3段階に移行し,レストラン・カフェの営業規制が更に緩和(利用客数の制限:キャパシティの30%→50%)されるほか,バスの運行が再開(利用客数はキャパシティの30%に制限)されますが,保育園や障害者施設の営業再開は延期となりました。
車両運行に関する規制も継続して行われています。ナンバープレートの最後の数字が奇数の車両は月,水,金,日,同偶数の車両は火,木,土,日にしかそれぞれ運行が認められません。なお,公用車,軍用車,医療関係車両等は同規制の対象外となります。
5月24日(日)までベイルート空港における民間航空便の運行は停止していますが,ミドルイースト航空(MEA)がレバノン人の帰還を支援するための臨時便の運航を計画している模様です。同臨時便の往路(ベイルート発)について,過去,同便の到着地等を経由しての日本行きの便を手配済みであれば日本人の搭乗が可能になったケースが確認されました。5月14日(水)から22日(木)までの間,ロンドンを含めた欧州からの臨時便が連日運行される模様です。運行計画の細部については下記をご参照ください。
(参考:MEA臨時便の案内)
(参考:MEAコールセンター)https://www.mea.com.lb/english/support/call-center
(参考:ベイルート国際空港のHP)https://www.beirutairport.gov.lb/
なお,当地の滞在許可については公安総局(General Security)の所掌となります。
(参考:公安総局) https://www.general-security.gov.lb/en 電話:1717
日本人に対する各国・地域の入国制限措置等については下記をご参照ください。
(参考:海外安全情報 日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限)https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
厚生労働省は帰国された方に対し,検疫所長が指定する場所(自宅等)における14日間の待機のほか,御自宅等へは公共交通機関を使わず,ご家族やお勤めの会社等による送迎でのお帰りをお願いしております。細部は下記をご参照ください。
(参考:水際対策の抜本的強化について(新型コロナウィルス))
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html
当館においては現在も領事業務を行っており,各種申請を受け付けておりますが,感染拡大を防ぐため,お急ぎでない場合は来館を延期されるようお願いします。来館される方々に対しては,発熱(必要に応じ検温),風邪症状(咳,喉の痛み,倦怠感など)の質問,消毒液(入り口設置)による手の消毒の励行をお願いしております。なお,来館を予定されている方は必ず事前にご連絡ください。連絡先等,細部はこちらをご参照ください。 https://www.lb.emb-japan.go.jp/files/100040209.pdf
レバノン保健省は,国民に対して冷静に対応し,手洗いやマスクの着用等の予防策を徹底するよう呼びかけています。
レバノンに渡航,滞在中の皆様におかれましては,厚生労働省,世界保健機関(WHO)及びレバノン保健省のウェブサイト等を参考に常に最新情報の入手に努めてください。症状が確認された場合はレバノン保健省の専用ダイヤル76592699にまで連絡してください。
【参考】
■外務省(海外安全HP)
海外安全HP 在レバノン大使館からの安全情報(新型コロナウイルス関連含む)
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0961
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
○感染症情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
○咳エチケット
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599698.pdf
■世界保健機関(WHO)
https://www.who.int/health-topics/coronavirus
■レバノン保健省(Ministry of Public Health)
専用ダイヤル: +961-76592699
邦人の方の感染にかかる情報及びご不明な点がございましたら下記の連絡先までご照会ください。
●在レバノン日本国大使館
代表電話番号:+961-(0)1-989751〜3
領事直通:+961-(0)1-989856/01-989855
領事携帯:+961-(0)3-366018/03-345977
領事緊急:+961-(0)3-362540
FAX番号:+961-(0)1-989754
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