新型コロナウイルス感染症関連情報(ヨルダン政府の措置とヨルダン国内感染者数等:5月9日)

●明10日(日)から予定されていた車両の奇数偶数ナンバープレートによる規制の撤廃は延期されたので,明日は偶数の車両のみ許可されます。ご注意下さい。

●ヨルダン政府は,9日(土),国内で14名の新規感染者を確認し,感染者数の合計は522名となったと発表しました。

1 国家安全・危機管理センター会議

 アダーイレ・メディア担当大臣は,記者会見において,ラザーズ首相が,本日,国家安全・危機管理センターで会議を主催し,各セクターの操業再開,ラマダン明け大祭(イード)期間の各種政策の見直し・評価等を行ったとして,主に次の点について説明しました。

(1)サウジアラビアとのオマリー国境におけるトラック運転手隔離施設の建設を早急に完了させることを決定した。現在までに,仮設の隔離施設100棟の建設を完了し,その他の必要設備の準備が進行中。帰国するトラック運転手全員を収容するべく,追加のキャンプも建設予定。

(2)ラマダン明け大祭(イード)後の政府機関職員の業務再開について協議した。明確な保健衛生ガイドラインに則りつつ,国民に対し遠隔又は窓口にて持続的にサービスを提供できるよう,業務再開のメカニズムを調整中。ガイドライン等の詳細については,追って発表する。

2 在外ヨルダン人学生等の帰国

(1)8日(金),在外ヨルダン人学生等の帰国プロセス第1陣が完了し,航空便16便で計2,931名の学生が帰国した。10日(日)より,一部の学生やその他在外ヨルダン国民の帰国プロセス第2陣を開始し,予約等を順次行っていく。

(2)第2陣でも計16便のフライトで,第1陣の国々に加え,ドバイ,アブダビ,ジェッダの他,カザフスタンキプロス,マレーシア等の国々にも航空機を派遣する。

 なお,第2陣の最初のフライトは15日(金)となる予定。第2陣の詳細については,今夜メディアを通じて発表される。

3 ヨルダン国内の感染状況

 ジャーベル・保健大臣は,記者会見で次のとおり発表しました。

(1)9日(土),国内で14名の新規感染者を確認し,感染者数の合計は522名となった。内訳は以下のとおり。

 ア 国境にて感染が確認されたトラック運転手6名。(1名はヨルダン国籍でプリンス・ハムザ病院に入院。)

 イ 国外から来たヨーロッパ国籍の外交官1名。プリンス・ハムザ病院に入院。

 ウ 感染が確認されたマフラク(ハナースリー)のトラック運転手との濃厚接触者7名。同運転手との濃厚接触による感染者数は計35名となった。

(2)同日,国内にて2名が治癒し退院した。これにより,現在入院中の感染者は計85名となった。

(3)同日,国内にて4,971件のウイルス検査が実施された。危機の開始以来実施された検査数は計111,285件。

 本情報は,当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており,今後変更があり次第連絡いたします。

 いずれにしても,外出禁止令は引き続き出されていますので,これを遵守して頂くようお願い致します。

新型コロナウイルス感染症の予防法について−

 まずは,一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。

 具体的には,石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い,できる限り混雑した場所を避けてください。また,十分な睡眠をとっていただくことも重要です。

 さらに,人込みの多い場所は避けるとともに,屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい。

外務省海外安全ホームページ

https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス

(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報

https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111

https://www.moh.gov.jo/

ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語

https://corona.moh.gov.jo/ar

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 入江 及び 田口

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