新型コロナウイルス:教育機関休校措置の一部緩和(5月6日)

 5月6日(水),モンゴル政府定例閣議が開催され,学習塾,語学教室や自動車教習所等の「学習センター」の運営を段階的に再開すること等を正式に決定しました。モンゴル政府は防疫対策の一環として,8月31日までの間,国内の全ての教育機関の休校措置を継続していますが,これにより,同措置が一部緩和されることとなりました。

 今後も感染症対策に伴う措置が変更・強化される可能性がありますので,在留邦人及び邦人短期渡航者の皆様におかれましては,報道,大使館HP及び領事メールにより関連情報の収集に心がけていただきますようお願い申し上げます。

【緩和措置の内容】

●5月4日付の内閣府プレスリリースによると,緩和措置の対象は,「専門の初歩的技術講習」,「外国語学習」,「自動車教習」を目的とし,モンゴル全土において許可を取得して運営を行っている1088か所の「学習センター」とのことです。

●5月6日付の内閣府プレスリリースによると,同緩和措置の対象となる学習センターは,8月31日(月)までの間,国家非常事態特別委員会とモンゴル保健省の指示事項に従って運営することが許可されるとのことです。

●5月6日(水),バータルビレグ教育・文化・科学・スポーツ大臣は記者会見を開催し,12年生(当館注:高校3年生に該当)に対して,大学入学試験に備えるための補修授業を5月11日(月)から1か月間実施すると発表しました。

【運営再開の条件】

 運営の再開を許可された学習センター等は,以下の事項を遵守することが求められます。

●検温

●マスク着用

●できる限りオンラインで授業をすること

●1〜1.5mの距離をとって机を設置する

●1回につき10人まで,短時間で授業を行う

●教室に手指アルコール消毒液を設置する

●2時間おきに換気する

●教具を共同で使用しないこと

●椅子,机,黒板,本棚などの硬い表面を生活用消毒薬で2時間おきに消毒する

●教室にコート類を掛けない,振らないこと

●授業が終わるたびに教室の清掃及び換気をすること

●教室内で飲食をしないこと

●予防策,アドバイスを見やすい場所に掲示すること

【当館コメント】

●本緩和措置の決定により,一部の語学学校等では,グループでの授業の再開に向けて準備をしている動向がうかがえます。モンゴル語等の語学学習や当地での自動車運転免許の取得を希望する邦人の皆様におかれましては,各学習センターに直接お問い合わせください。

●当館からモンゴル政府関係省庁に確認した結果,上記緩和措置については,段階を踏みながら,今後詳細を詰めていくとのことですので,場合によっては,お知らせした内容の一部に修正が加えられる可能性があることを予めご了承ください。

●学習センターの運営に関する質問につきましては,モンゴル労働・社会保障省までお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

●12年生を対象とした補修授業及び教育機関の休校措置全般に関する質問につきましては,各教育機関の窓口又はモンゴル教育・文化・科学・スポーツ省までお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

【当館問い合わせ窓口】

在モンゴル日本国大使館 領事・警備班

EMBASSY OF JAPAN IN MONGOLIA

C.P.O.Box 1011

Elchingiin gudamj 10,Ulaanbaatar 14210,Mongolia

電 話:(976)11-320777 開館時間:9:00-13:00,14:00-17:45

FAX:(976)11-313332 メール:consul-section1@ul.mofa.go.jp

休日・夜間の緊急連絡先:(976)7004−5004