在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(5月5日)

 5月5日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 「シムケント発成田行きSCAT航空便」(5月12日運航)について

●5月1日及び2日付け領事メールにてご案内した「シムケント発成田行きSCAT航空便」(5月12日運航)につき,その後のカザフスタン外務省とのやり取りで明らかになったところは以下のとおりです。

◎フライト運航時刻(現地時間)

 5月12日20:30 シムケント

 5月13日07:30 成田着

◎航空券の購入は,先の領事メールのとおり,今週にSCAT航空ウェブサイトから可能になる予定です。

●カザフ外務省よりは,シムケント空港への入域を確実にするために在留邦人搭乗者リストを当館よりカザフ外務省に提出するように要請されています。搭乗を希望される方で当館への登録がまだの方は,至急info@aq.mofa.go.jpまでお願いします。

●当該SCATシムケントー成田便(国際線)への搭乗にはPCR陰性証明書は必要ないとの連絡をカザフ外務省より得ています。ただし,アルマティ,ヌルスルタンよりシムケントへのカザフ国内線への搭乗にはPCR陰性証明書が必要です。アルマティ,ヌルスルタンよりシムケントへのカザフ国内線の航空券予約購入等は各自でお願いします。

●これまでの当館領事メイルでお知らせしている留意点につきご注意願います。

(参考)アルマティ及びヌルスルタン発シムケント行きのフライトは,「Qazaq

Air」社HP(https://www.flyqazaq.com/en/)か,5月1日付け領事メールを参照ください。

 (参考)PCR検査受診施設は次の通りです(連絡先は4月28日及び5月4日の領事メールに記載)

 ◎ヌルスルタン市

・国立科学医療センター(ННМЦ)

・国立科学医療センター小児心臓外科

・共和国国営企業「国立鑑定センター」

・臨床診断研究所「オリンプ」

 ◎アルマティ市

・共和国国営企業「国立鑑定センター」

・臨床診断研究所「オリンプ」

・研究所「INVIVO」

2 感染者数

●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は151名です。

●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は4,179名です。

●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。

(1)アルマティ市:1,356名(+39名)

(2)ヌルスルタン市:732名(+31名)

(3)クズルオルダ州:216名(+2名)

(4)シムケント市:216名(+3名)

(5)アティラウ州:206名(+22名)

(6)西カザフスタン州:198名(+5名)

(7)カラガンダ州:167名(+8名)

(8)アクトべ州:163名(+3名)

(9)アルマティ州:160名(+4名)

(10)ジャムブル州:159名(+5名)

(11)トゥルケスタン州:155名(+12名)

(12)パヴロダール州:152名(+2名)

(13)アクモラ州:101名(+0名)

(14)マンギスタウ州:85名(+11名)

(15)コスタナイ州:53名(+3名)

(16)北カザフスタン州:30名(+0名)

(17)東カザフスタン州:30名(+1名)

その他:死亡者29名(+2名),快復者1,264名(+130名)

3 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。

(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)感染者数について

●ビルタノフ保健大臣は5日,国内のコロナウイルス状況について以下を述べました。

・(5日朝の時点で)カザフスタンの感染者は4,049名。1日での増加は129名で,増加率は3.3%。

・現在2847名が治療中。

(2)病院・治療・防疫等対応について

●非常事態体制について,トカエフ大統領は4日,「もし状況が悪化しなければ,非常事態は5月11日に解除される。ただし,検疫体制に係る措置は維持される」と述べました。

エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は4日,カザフスタンの医師が日に1万6千件のコロナウイルス検査を実施している旨述べました。また同医師は,国内線搭乗にPCR検査結果が必要となっていることに関し,コロナウイルス状況の安定化に鑑み他地域との間でも国内線が再開されれば,再検討される可能性があると述べました。

●臨床診断研究所「オリンプ」のスレイメノフ総裁及びバラシ同研究所マーケティングイノベーションセンター所長はオンライン会見でエクスプレス検査とPCR検査の現状や区別について概要以下を説明しました。

コロナウイルス検査にはエクスプレス検査とPCR検査がある。

・エクスプレス検査は抗体の発見を行う。指の血液1滴から15分で判定できるが,反応率は85〜90%であり,15〜10%の誤判定がありうる。エクスプレス検査の目的は住民のスクリーニングと感染グループの特定であり,診断には用いない。また,検査では体内のウイルスそのものを発見することはできない。

・PCR検査はRNAの検出に基づき体内のウイルスの発見を行う。特殊な綿棒で鼻咽喉または咽頭口腔部から採取を行う。

・エクスプレス検査の受診を希望する場合,ウェブサイトで申請する。疫学専門家が申請データを受け,一定の基準に基づき検査対象者を選定する。対象者は「コンタクト・センター」のオペレーターから検査に招かれる。

・PCR検査の場合,患者は質問票に自身のデータを記入する。結果は1日間かかる。もし研究施設が混雑している場合は,2日間かかる。

●同「オリンプ」は,航空機搭乗のためのPCR検査には割引を適用するとしました。費用は1万9,760テンゲから割引で1万4,346テンゲに,子ども,障がいを持った方,年金生活の方は13,549テンゲになるとのことです。

(3)その他

カザフスタンへの入国について

●保健省国家主任衛生医師令第35号により,カザフスタンに入国する者は,航空機パイロット等の例外を除き,最大2日間,COVID−19検査のため検疫入院施設での隔離を受けることとなりました(従来は1日間)。その後,陽性であれば治療のため感染症入院施設へ移送を受け,陰性であれば12日間の在宅検疫となります。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047