【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(5月3日現在)

●報道によれば,アルゼンチン国内では4783名(昨日から102名増)の累計感染者数,うち246名の累計死亡者数,及び1354名の累計治癒数が報告されています。

●当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)(DNU408/2020)は5月10日以降も,地域により詳細に差はあるも,延長される見込みです。また,非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続中です。

●明4日(月)から,ブエノスアイレス市においては外出時はマスク等で口元を覆うことが義務づけられ,違反した場合には罰金が科されることとなりますのでご注意ください。

●地方におられる非居住者の方々が,強制隔離期間中にご帰国のために首都へ移動される際には,所在地を出発される最低48時間前までに当国政府に申請を行う必要がありますので,時間的余裕を持ち,事前に当館領事班までお知らせください。

●短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,強制隔離およびそれに伴う国内移動制限の長期化,国際便の減少を念頭に,出国を希望する場合には各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。

1 報道によれば,アルゼンチン国内では4783名(昨日から102名増)の累計感染者数,うち246名の累計死亡者数,及び1354名の累計治癒数が報告されています。

2 強制隔離関連(報道)

(1)報道によれば,フェルナンデス大統領は,強制隔離に関し,5月11日以降,経済活動の拡大を検討しているようです。

(2)これに関連し,大統領に対して助言を行っている感染症専門家も対策等を検討しており,今後は地域,職業,及び年齢等の個別に制限していくとの結論に至ったとのことです。また,専門家の一人は,「現在のアルゼンチンの感染状況としては,ブエノスアイレス市の貧民街及び老人ホームへのウイルスの進入といった局所的な感染拡大は見られるものの,症例数自体は落ち着いた傾向で,死亡者及びICUにいる患者の数も安定しており,これは対策が効果的であることを意味している。しかし,その対策は,経済的,社会的,心理的,そして感情的な影響のために延長し続けることができないことも承知しているので柔軟化に向けた準備も必要と考える。

 なぜなら,経済と労働が必要であることに加え,強制隔離が個人の精神に大きい影響を及ぼし,社会的孤立感を与えることによって,人々が強制隔離を遵守せずに,諦めて外出してしまうような社会的暴発が起こらないようにしなければならないからである」と述べています。

3 地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項

 地方におられる非居住者の方々が,強制隔離期間中にご帰国のために,車両(バスやレミ ース)で首都へ移動される際には,所在地を出発される最低48時間前までに申請を行う必要がありますので,ご帰国のために移動のご予定のある方は,時間的余裕を持ち,事前に当館領事班 conbsas@bn.mofa.go.jp までお知らせください。細部は「地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項」をご参照ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100043069.pdf

4 強制隔離およびそれに伴う国内移動制限

の長期化が見込まれ,見通しも不透明であるとともに,国際航空会社の多くが減便をしている現状から,短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,マスクの着用, 手洗いやうがいの励行などの感染予防に努めるとともに,出国を希望する場合には,各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。(以上)