在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(4月25日)

 4月25日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 感染者数

●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は230名です。

●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は2,564名です。

●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。

(1)アルマティ市:814名(+50名)

(2)ヌルスルタン市:464名(+31名)

(3)クズルオルダ州:170名(+9名)

(4)シムケント市:161名(+22名)

(5)カラガンダ州:113名(+5名)

(6)アティラウ州:108名(+24名)

(7)ジャムブル州:103名(+5名)

(8)西カザフスタン州:103名(+11名)

(9)トゥルケスタン州:98名(+17名)

(10)アクモラ州:89名(+4名)

(11)パヴロダール州:89名(+27名)

(12)アルマティ州:86名(+17名)

(13)アクトべ州:55名(+0名)

(14)コスタナイ州:39名(+1名)

(15)北カザフスタン州:30名(+0名)

(16)マンギスタウ州:26名(+6名)

(17)東カザフスタン州:16名(+1名)

その他:死亡者25名(+1名),快復者629名(+44名)

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。

(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)感染者数について

●ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師は「アルマティ市におけるコロナウイルス感染者は793名(当館注:4月25日12時40分時点)であり,その内の90名が快復している。昨24日から本25日にかけて新たに31件の感染例が確認され,一日当たりの感染増加率は4%となった。今週初めの感染増加率は15.6%であったことから,感染増加率の低下は明らかである」と述べました。同医師によれば,現時点で同市内において1,400名が入院検疫下,8,590名が自宅検疫下にあります。また,同医師は「これまでに14歳以下の子ども40名の感染が確認されている。これは,多くの子どもが夜に親を伴わず外出して,遊んではならない場所で遊んでいるということである」と述べ,検疫規則に従い,子どもの

行動を監督するよう保護者へ要請しました。

(2)病院・治療・防疫等対応について

●マケン・ヌルスルタン市副市長によれば,同市内においてこれまでに2万6,107名にPCR検査が実施され,1万2,752名に対するエクスプレス検査が行われました。4万1,000個のエクスプレス検査キットが医療従事者や警察等に割り当てられています。また,市立第2病院が24時間体制の勤務に移行し,症状がある患者に対する検査が行われています。同病院では,これまでに1,925名に対する検査が行われており,66名のコロナウイルス感染例が確認されています。

●ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師は「アルマティ市に4万個のエクスプレス検査キットが人道支援により届けられた。現時点で1万9,500名に対する検査が実施されており,この取組は継続される。同検査及びPCR検査によって,これまでに16名の感染者が発見された」と述べました。

●アティラウ州立病院では,160名の医療従事者全員のコロナウイルス検査の陰性結果が確認されたことから,同病院における患者受け入れを再開しています。

(3)その他

●アルピスバエフ国民福祉基金「サムルク・カズィナ」運輸・国際協力局長は,「カザフスタンの各航空会社は,乗客に対し,搭乗時に医療マスク及び手袋を着用するよう義務付ける可能性がある」と述べました。同局長は「まだ最終的な決定ではないが,海外の経験を見ると,個人の安全を保証する物資が必須であり,マスク及び手袋が無ければ(乗客を)機内に入れることはないだろう。もちろん,搭乗時の乗客の体温測定と飛行中のモニタリングも同様に必要である」と述べました。

●アルピスバエフ国民福祉基金「サムルク・カズィナ」運輸・国際協力局長は,カザフスタンの各航空会社の損失額について,「エア・アスタナ」社は年間1,400億テンゲ(年間収入の33%),「Qazaq Air」社は62億テンゲ(年間収入の44%)の損失が見込まれると発表し,「これは,航空会社が2020年5月15日から航空便を再開できた場合の楽観的なシナリオであることを強調したい」と述べました。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047