新型コロナウイルス感染のルーマニアにおける現状等について(その33)

ルーマニアでは、4月24日13時までに,感染者合計10,417名,死亡者合計552名が,確認されています。前日からの増加は、感染者数が386名、死亡者が25名。

●4月27日以降、ワルシャワ経由乗継ぎ一回で帰国できる航空便が運航予定とされています。なお再確認を行うことが適当と見られますが、必要な方は、御参考として下さい。

●マスクについて、累次お伝えのように、着用が既に義務づけられている地域が多く存在します。以下本文も参考として、ご留意ください。

●併せて,治安情勢等の悪化の恐れにも,引き続き御注意下さい。

●上記の他,当大使館からお知らせする内容を含めて,関係の措置や情報が頻繁に更新されています。皆様には,最新の状況の把握に引き続きお努めいただきますよう,お願いします。

1.内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば,4月24日13時発表のルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者は,合計10,417名,うち,治癒した者は2,817名,死亡者は合計552名,となっています。

前日からの増加は、感染者について386名、死亡者について25名です。

以上の統計は,ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127

2.(1)商用航空便につきまして、現時点で、累次の関係軍事令の下で現在商用航空便の運航停止措置の対象とされている国(英国、オランダ等計12か国)を第一経由地とせずに帰国が可能な旨掲載されている便は,以下のとおりです。但し、以下についても、直近の時点でさらに要確認と見られますので、御留意下さい(ポーランド航空(LOT)につき、ポーランド政府が4月26日まで国際航空便を全面的に運航休止としており、27日以降の運航についても要再確認と考えられます。)。

ア 4月27日 ブカレストワルシャワ乗継ぎソウル乗継ぎ成田行き(この経路は、乗継ぎ二回。運航会社は、LOTポーランド航空に加えて大韓航空。)

ブカレスト発 14:50 LO642便(LO:LOTポーランド航空

ワルシャワ着 15:35 

同   発 16:30 LO97便(乗継ぎ時間55分)

ソウル着   09:10(翌28日)

同 発   11:40(同)KE001便(KE:大韓航空

成田着    14:00(同)

イ 4月27日 ブカレストワルシャワ経由成田行きLOTポーランド航空。

(なお、以下のうちワルシャワ発成田行きの便は、下記ウの中でブカレスト28日発の経路に含まれる便と同一便です。)

ブカレスト発 18:00 LO646便

ワルシャワ着 18:45(乗継ぎ時間20時間20分)

同   発 15:05(翌28日)LO79便

(下記ウの中の28日発のものと同便)

成田着    08:35(翌29日)

ウ 4月28日以降毎日 ブカレストワルシャワ経由成田行きLOTポーランド航空。

ブカレスト発 05:35 LO644便

ワルシャワ着 06:25(乗継ぎ時間8時間40分)

同   発 15:05 LO79便

成田着    08:35(翌日)

(2)ブカレスト・オトペニ空港の本日の運航状況は,以下の同空港のウェブサイトから確認できます。

http://www.bucharestairports.ro/en/

(3)また,帰国される方は,本邦入国時には,新型コロナウイルス感染拡大防止のため,PCR検査,空港からの公共交通機関(国内便を含む。)の不使用,指定場所(自宅又は自ら確保した宿泊施設等)での14日間の待機等の措置の対象となりますので、これらにもご留意ください。

「水際対策の抜本的強化に関するQ&A」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

4.国境地点の入出国者の統計は,ルーマニア国境警察の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

https://www.politiadefrontiera.ro/ro/main/n-date-deschise-17/

また,軍事令第8号第4条関連の陸路の国境地点の現状も参考にしてください。

https://www.ro.emb-japan.go.jp/files/100044980.pdf

3.外出制限や隔離措置の違反とならないように,引き続き御注意下さい。引き続き、多くの違反と罰金徴収等が発表されています。

(1)外出制限違反は,24日13時発表時までの24時間に、5,424人が警察により摘発され,11,071,873レイの罰金が徴収されました。

(2)また,軍事令第2号の発令以降これまでに、自主隔離を守らずに施設隔離に移された者が2,199人,施設隔離を守らずに再度14日間の隔離下に置かれた者が153人と,発表されています。

(3)なお、隔離措置について、

ア 「レッドゾーン」の対象国(現在商用の航空便の運航が停止されている12か国)での滞在後14日間以内の入国者であっても、無症状の者については、先週発出の保健省令(16日に官報掲載)により、自宅内での個人隔離が可能な場合には、自ら作成の申立書に基づき、自宅での自主隔離措置が認められるようになっています。

イ また、同じ保健省令で、感染者であるが無症状の者の、家族についても、上記アと同様の扱い(自宅内での個人隔離が可能な場合には、自ら作成の申立書に基づいて、自宅での自主隔離が認められる。)とされています。

 これらの規定の原文(保健省令)については、以下のウエブサイト(法務省のウェブサイト)で参照できます。

http://www.just.ro/

4.(1)マスク(又はスカーフ等による代替)の着用義務が出されている地域が、増えています。以下(2)をご覧下さい。

 また、ヨハニス大統領が、4月22日に、5月15日以降、屋内の公共空間及び公共交通機関においてマスク着用を義務づける(当面、期限なし。)、と述べていますので、これにも御留意下さい。

(2)これまでに,報道等によりマスク等の義務措置の導入が確認できる県や市等、以下のとおりです。但し、これら以外の地域における取扱いも含めて、具体的には必要な個々の地点について確認をお勧めします(情報の多くは,当該地方のメディアやSNS上等で発信されています。また、各地域での措置の詳細(着用が具体的に求められる状況、罰則の有無やその内容等)も、多様なものになっています。)。

(もちろん、感染の抑止のためも含めて、外出に際して常時着用又は携行されることも、一案です。)

マスク着用が必要とされ又は推奨されている地域

ア 全県単位

ヴァスルイ県,マラムレシュ県,ヤシ県,ガラツィ県,ボトシャニ県,バカウ県,コンスタンツァ県,プラホヴァ県,ヴランチャ県,ヴルチャ県,アラド県,カラシュ・セヴェリン県

イ 市町村単位

スチャヴァ県スチャヴァ市及び周りの村(但し、この地域は現在検疫管理下に置かれていますので、これにも御留意下さい。)、アルバ県クンペニ市,ブザウ県ブザウ市,ビストリツァ・ナサウド県ルンカ・イルヴェイ村、フネドアラ県シメリア市,ティミショアラ県ルゴジュ市、同県ティミショアラ市,同県ルゴジュ(Lugoj)市,ドルジュ県フィリアシュ(Filiasi)市,カララシ県カララシ(Calarasi)市,サラジュ県チェフ・シルヴァニエイ(Cehu Silvaniei)市,シビウ県ドゥンブラヴェニ(Dumbraveni)市,テレオルマン県アレクサンドリア(Alexandria)市,トゥルチャ県イサチェア(Isaccea)市,

ウ 義務ではないが推奨されている地域

クルージュ県,ドゥンボビツァ県,ジルジウ県,ブラショフ県

5.新型コロナウイルスの感染に起因する各種情勢の変化等に伴い,治安状況にも通常と異なる状況が生じているおそれがあります。これにも,引き続き十分に御注意下さい。

6.本件に関し,上記の諸点を含めまして,御照会事項がおありの場合には,末尾のお問い合わせ先に,電子メール等でご照会ください。

【参考情報】

1.ルーマニア保健省は,新型コロナウイルス相談専用無料電話回線(Telverde Line。番号0800800358)を設置しています。休日を含めて24時間受け付けています。

従来から運用している112番緊急電話サービスについては,感染の疑いがある場合や緊急事態電話への対応としている由です。

2.保健省を始めとするルーマニア政府当局は,当国における感染拡大防止の各種対策を上記以外にも実施しています。

各種の具体的な詳細については,以下のルーマニア内務省,外務省及び保健省の各ウェブサイトを御参照下さい。

ルーマニア内務省HP

https://www.mai.gov.ro/

ルーマニア外務省渡航情報

https://www.mae.ro/travel-alerts/

ルーマニア保健省HP(中央下にあるList zone afectate COVID-19で,入国後施設での隔離の対象となる国が確認できます。)

http://www.ms.ro/

3.(1)新型コロナウイルスの予防については,日本の厚生労働省は,以下の三点を奨励しています。

ア 人混みを避ける(飛沫感染の防止)

イ こまめに手洗いをする(石けんを使って20秒以上洗う)

ウ 咳エチケット(マスク,ティッシュ,袖の内側を使う。手を使った場合には,すぐに手を洗う。)

  換気を行うこともよいとされています。

(2)また,日本の新型コロナウイルス感染症対策本部によれば,これまでの集団感染発生の場の共通点から,特に以下の三つの条件が同時に重なる場(「三密」)では,感染を拡大させるリスクが高いと考えられる,としています。こうした局面を出来るだけ避けるように,御注意ください。

ア 密閉空間(換気の悪い密閉空間である)

イ 密集場所(多くの人が密集している)

ウ 密接場面(互いに手を伸ばせば届く距離での会話や発声が行われる)

4.その他,本件について参考となり得るリンク先は,以下のとおりです。

・外務省の海外安全情報(世界各国への渡航に関する参考情報)

https://www.anzen.mofa.go.jp/

厚生労働省の関連ウェブサイト

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

厚生労働省新型コロナウイルスに関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q1

厚生労働省検疫所ウェブサイト

https://www.forth.go.jp/index.html

国立感染症研究所 ヒトに感染するコロナウイルスhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

・WHOの関連ウェブサイト

https://www.who.int/china

【問い合わせ先】

ルーマニア日本国大使館領事部

電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)

メール:consular@bu.mofa.go.jp

領事メールの受信希望の方は,以下のリンク先から手続きをお願いします。

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