【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(4月22日現在)

●報道によれば,アルゼンチン国内では3288名(昨日から144名増)の累計感染者数,うち159名の累計死亡者数,872名の累計治癒数が報告されています。

●当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)(DNU355/2020)が4月26日まで継続中。同時に,非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続中です。また,現在4月26日までとなっている強制隔離の期限が,5月10日(3日との報道もあり)まで延長される可能性も報じられています。

●地方におられる非居住者の方々が,強制隔離期間中にご帰国のために,首都へ移動される際には,所在地を出発される最低48時間前までに申請を行う必要がありますので,時間的余裕を持ち,事前に当館領事班までお知らせください。

●短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,強制隔離およびそれに伴う国内移動制限の長期化,国際便の減少を念頭に,出国を希望する場合には各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。

1 報道によれば,アルゼンチン国内では3288名(昨日から144名増)の累計感染者数,うち159名の累計死亡者数,872名の累計治癒数

が報告されています。

2 感染ピークの予想(報道)

(1) アルゼンチン保健省

 ゴンサレス・ガルシア保健大臣は,ラジオ番組において,感染のピークについては,5月の強制隔離の結果次第だとしながらも,全国的な感染ピークは6月になり,以降はなだらかなものになるであろうと述べています。

(2) ブエノスアイレス

 キロス・ブエノスアイレス市保健大臣は,同市議会保健委員会において,現状では,ブエノスアイレス市での新型コロナウイルスの基本再生産数は1.3であり,感染のピークは5月下旬になるとの見通しを発表しています。更に,感染のピーク時には1日あたり2,000〜3,000人の軽症患者が発生し,仮に2,000人の軽症患者が発生した場合には,入院が必要となる人は600人,集中治療室にて治療が必要となる人は,200人となる見込みであるともしています。

3 強制隔離の今後の行方(報道)

(1) 報道によれば,現時点では強制隔離は4月26日(日)までの予定となっていますが,今後延長されることが内々では決定されており,既に各州知事の支持も得られているとのことです。一方で,27日(月)以降は,強制隔離の例外対象が拡大される見込みであり,各州・市の要請に従っていずれの活動・サービスが例外対象となるかは,今後数日で決定がなされるとも報じられています。

 北部の諸州では,感染者数がゼロか,極めて低いために,経済活動の再開が近いものとも見られているようです。

(2) 22日,クルファス生産開発大臣が,CNNのラジオ番組に出演し,10月までにはほとんどの活動が再開するであろうと述べると共に,文化的な活動や観光業は最後の再開となり,その時期は,おそらく10〜11月となるであろうとの見通しを示しています。

4 地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項

地方におられる非居住者の方々が,強制隔離期間中にご帰国のために,車両(バスやレミ ース)で首都へ移動される際には,所在地を出発される最低48時間前までに申請を行う必要がありますので,ご帰国のために移動のご予定のある方は,時間的余裕を持ち,事前に当館領事班 conbsas@bn.mofa.go.jp までお知らせください。細部は「地方に滞在されている皆様が首都へ移動される際の注意事項」をご参照ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/files/100043069.pdf

5 強制隔離およびそれに伴う国内移動制限

の長期化が見込まれ,見通しも不透明であるとともに,国際航空会社の多くが減便をしている現状から,短期渡航者やご帰国予定がある皆様におかれましては,マスクの着用, 手洗いやうがいの励行などの感染予防に努めるとともに,出国を希望する場合には,各交通機関の運行状況等について,最新の情報の収集に努めてください。(以上)