在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(4月22日)

 4月22日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

1 感染者数

●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は80名です。

●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は2,047名です。

●各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。

(1)アルマティ市:669名(+24名)

(2)ヌルスルタン市:403名(+13名)

(3)クズルオルダ州:151名(+0名)

(4)シムケント市:103名(+0名)

(5)カラガンダ州:101名(+0名)

(6)アクモラ州:83名(+1名)

(7)アティラウ州:82名(+2名)

(8)ジャムブル州:76名(+11名)

(9)西カザフスタン州:72名(+4名)

(10)トゥルケスタン州:66名(+0名)

(11)アルマティ州:62名(+9名)

(12)パヴロダール州:37名(+4名)

(13)コスタナイ州:34名(+9名)

(14)北カザフスタン州:30名(+0名)

(15)アクトべ州:27名(+0名)

(16)マンギスタウ州:16名(+3名)

(17)東カザフスタン州:11名(+0名)

その他:死亡者19名(+0名),快復者505名(+29名)

2 カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。

(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

(1)感染者数,病院・治療・防疫等対応について

●ビルタノフ保健大臣は,検疫体制を5月中旬ないし5月末まで延長する可能性について,「もちろん(可能性はある)。感染率の状況による。拡散を抑制する唯一の方法は,交流を減らすことだ。まだ人々自身が,安全に交流する方法を習得していないので,全ての国の政府がこのような厳しい制限措置を余儀なくされている。そのため,もちろんこれは時間を要することであるし,5月にも延長される可能性がある。我々は5月がまだ危険な時期だと考えている。全体からしても,我々がこの危険から完全に解放されるまで,世界及び社会において,一定の水準の検疫及び規制が今後も常に存在し続けるであろう」と述べました。

●ビルタノフ保健大臣は21日,これまでにカザフスタン国内で589名の医療従事者がコロナウイルスに感染したと発表しました。

●ベクシン・アルマティ市国家主任衛生医師は22日,これまでに同市で383名の医療従事者がコロナウイルスに感染したと発表しました。

●ウアリ大統領報道官は自身のFacebookで,近日中に非常事態体制の延期の可能性について原則的な決定がなされる見通しであること,来週トカエフ大統領がテレビ演説を行うことを表明しました。

●カイサガリエフ・ヌルスルタン副市長は,トカエフ大統領による検疫強化の指示を受け,同市では24時間体制で消毒作業を行うと発表しました。

●アルマティ市役所によると,21日時点で,市内212か所が感染源として特定されています。(当館注:右212か所については、https://tengrinews.kz/kazakhstan_news/bolshe-200-ochagov-koronavirusa-zafiksirovano-v-almatyi-399670/をご参照下さい。)

●ビルタノフ保健大臣によると,21日深夜,ナディロフ保健省次官のコロナウイルス感染が確認されました。(同次官は同21日に解任の上,アルマティ市公衆保健局長ポストに異動予定でした。)アフメトシャリプ保健省報道官は22日,保健省が3月30日からテレワーク体制に入っており,職員の90%が遠隔勤務のため省内の感染リスクは最小化されているものの,本22日にビルタノフ保健大臣がコロナウイルス感染検査を受ける予定であると発表しました。

(2)その他

●21日,種々の理由でロシアに残っていたカザフスタン人学生等250名以上が,モスクワからカザフスタンに向けて5台のバスで出発しました。学生らはカザフスタン・アクトベ州に入り,コロナウイルス検査を受ける見込みです。

●当館として,2020年カザフスタン・コロナウィルス(COVID-19)経緯を下記とりまとめました。ご参考までお送りいたします。

1/6 国家衛生主任医師令:空港,鉄道駅における体温測定等の衛生監視強化を指令

1/25 カザフ外務省はカザフ国民に中国武漢市及び湖北省への渡航を見合わせるよう勧告

1/26 政府緊急会合で中国からカザフスタンへのCOVID-19拡大防止措置の組織化を申合わせ

1/27 カザフ保健省は国民へ中国への渡航を控えるよう勧告

1/29 カザフ−中国間の旅客バス・旅客鉄道・定期航空便を停止,中国国民に対するカザフ入国査証発給停止,中国からの帰還者に対し14日間の検疫期間を設定

2/11 総計4500病床をカザフ全体で追加配備するよう準備開始

2/17 国家衛生主任副医師令で最初の「アルゴリズム」(3カテゴリー)が設定

第1カテゴリー:中国

第2カテゴリー:シンガポール,日本,タイ,韓国,マレーシア等

第3カテゴリー:英,UAE,加,印,伊等

2/20 国家衛生主任医師令:アルゴリズム変更;日本は1bカテゴリーへ

3/7 国家衛生主任医師令:アルゴリズム変更;日本は1b→3へ

3/8 国家衛生主任医師令:アルゴリズム変更;第1カテゴリー国民のカザフ入国禁止

3/10 国家衛生主任医師令:アルゴリズム変更;日本はカテゴリー外へ

3/11 ルフトハンザは同日より4月24日までカザフ便運航停止発表

3/12 (WHOパンデミック宣言を受け)カザフ政府は大規模行事開催禁止,学校を3/16−4/5休校を発表

3/13 カザフ−独,英,蘭,ハンガリーほかへの航空便の減便発表

3/13 アルマティ市で最初の感染者2名,ヌルスルタン市で最初の感染者1名発生

3/14 国家衛生主任医師令:アルゴリズム変更;日本はカテゴリー3に

3/15 大統領非常事態宣言発表

3/15 カザフ外務省は外国人のカザフスタン出入国制限発表

3/16 大統領非常事態宣言発効(4/15まで)

3/16 感染者10人目発表

3/17 検疫制度強化発表

3/19 ヌルスルタン市及びアルマティ市封鎖発表

3/19 SCAT航空社は当面の航空便運航予定を発表(成田便は記載無し)

3/20 カラガンダ市での最初の感染者発生

3/20 感染者50人目発生

3/22 ヌルスルタン市及びアルマティ市封鎖開始,ヌルスルタン・アルマティ空港発着の国内航空便停止

3/23 ショッピングモール営業制限開始

3/24 国家衛生主任医師令:アルゴリズム変更

3/26 最初の感染者2人(アルマティ市)の快復,退院,感染者100人目発生,カザフで最初の死亡者発生

3/27 アティラウ州で最初の感染者発生

3/28 感染者200人目発生

3/30−4/5 食料品店及び薬局以外の閉鎖,外出制限・非労働期間開始,ヌルスルタン市営バス営業停止,感染者300人目発生

4/1 ヌルスルタン市,アルマティ市,カラガンダ市,シムケント市,アルマティ州空港閉鎖

4/2 感染者400人目発生

4/4 対中国,ロシア,キルギスウズベキスタン国境の自動車通過ポスト閉鎖

4/4 感染者500人目発生

4/5 ビルタノフ保健大臣はカザフスタンにおける感染速度が40%低下した旨発言

4/6 感染者600人目発生,エスマガムベトヴァ国家主任衛生医師は新型コロナウイルス感染症カザフスタンにおける拡大速度が低下している旨発言

4/8 マミン首相はナザルバエフ初代大統領に対し,措置により感染拡大速度を減速することに成功したことを強調

4/8 感染者700人目発生

4/10 感染者800人目発生

4/10 トカエフ大統領,非常事態体制の4/30までの延長を発表,また一部SMEビジネスの再開を発表

4/13 感染者1000人目発生

4/13 エア・アスタナによるアルマティーヌルスルタンーロンドン便運航

4/14 感染者1100人目発生

4/14 トカエフ大統領は大統領令により非常事態体制を5/1午前7時まで延長

4/14 感染者1200人目発生

4/16 感染者1300人目発生

4/16 感染者1400人目発生

4/17 感染者1500人目発生

4/17 エスマガンベトヴァ国家主任衛生医師は記者からの質問に答え,検疫措置の段階的緩和仮基準を発表(第2段階は感染増加率が一週間にわたり5%以下,第3段階は感染増加率が一週間にわたり2%以下)

4/17 カザフ首相府は外国人査証免除措置等の停止(11/1まで)を発表

4/18 感染者1600人目発生

4/19 感染者1700人目発生

4/20 感染者1800人目発生

4/20 ヌルスルタン市とアルマティ市で一部企業の営業再開(建設,製造業,自動車販売,飲食店等:両市で少しずつ異なる)

4/21 感染者1900人目発生

4/22 感染者2000人目発生

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047