在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(4月17日)

 4月17日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規感染者数は118名です。

●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は1,480名です。各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。

(1)アルマティ市:461名(+63名)

(2)ヌルスルタン市:333名(+17名)

(3)クズルオルダ州:143名(+12名)

(4)カラガンダ州:87名(+3名)

(5)アクモラ州:81名(+0名)

(6)アティラウ州:72名(+2名)

(7)トゥルケスタン州:56名(+7名)

(8)ジャムブル州:53名(+0名)

(9)シムケント市:46名(+3名)

(10)西カザフスタン州:30名(+5名)(11)北カザフスタン州:29名(+0名)

(12)アルマティ州:29名(+0名)

(13)アクトべ州:18名(+4名)

(14)パヴロダール州:15名(+2名)

(15)マンギスタウ州:12名(+0名)

(16)東カザフスタン州:8名(+0名)

(17)コスタナイ州:7名(+0名)

その他:死亡者17名(+0名),快復者306名(+33名)

カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。

(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

●感染者数について

◎4月16日中にカザフスタン国内で確認されたコロナウイルス感染例は107件であり(下記「当館注」),増加率は約8%でした。一日当たりにカザフスタンで確認されたコロナウイルス感染例の数では過去3番目となります。同日中に最も多くの感染例が確認された地域はアルマティ市(37件)及びヌルスルタン市(29件)です。

(当館注)以前もお伝えした通り,計測のタイミングにより上記新規感染者の数値と各日の感染者の数値には若干の差がありますところ,念のため。

◎キシコヴァ・ヌルスルタン市行政府公衆保健局長は,市内の老人向け国営サービス施設「シャラパット」の入居者306名及び職員74名に対する検査の結果,18名のコロナウイルス感染者が確認されたと発表しました。

◎アビルダエフ・アルマティ市行政府公衆保健局長は,同市において新たに17名の医療従事者がコロナウイルスに感染したと発表しました。その内の10名は,これまで多数の感染者が確認されているアルマティ市中央診療病院の職員です。これまでに同市で確認された感染者(461名)の内,234名が医療従事者となっています。

◎アビルダエフ・アルマティ市行政府公衆保健局長は, 同市の国家保安委員会(КНБ)国境警備隊訓練学校において,これまでに54名の訓練生がコロナウイルスに感染したと発表しました。感染者は全員感染病院へ搬送され,治療を受けています。

●生活について

◎ヌルスルタン市行政府コロナウイルス対策本部は,4月20日より営業を再開する企業の勤務条件を発表しました。詳細は以下のとおりです。

(1)建設工事現場における勤務は24時間認められる一方,その他業種の勤務時間は8時から18時までとなります。企業は,職員のテレワークへの移行を最大限確保するとともに,出勤する職員に対しては,自宅と職場の送迎,個人防護物資の配布,職員間の2メートル以上の間隔の確保を徹底しなければなりません。また,配達を含む職場での食料品の受取りは禁止され,休憩は交替で取り,一か所に職員が集まらないようにする必要があります。

(2)大型建材店舗の営業時間は9時から18時までとなります。事業主は,企業車による職員の送迎を確保しなければなりません。

(3)中規模及び大規模企業においては,出勤時の消毒トンネルによる職員の消毒及び非接触型体温計による職員の体温測定が実施される必要があります。

(4)各職場において,医療従事者が常駐する隔離された医務室が設置されなければなりません。

◎デャギエヴァ・アルマティ市行政府製品サービス品質安全管理副委員長は,検疫期間中の同市における企業の活動再開について,アルマティ市行政府によるワーキンググループが各企業の衛生管理状況を検査し,衛生要件が満たされている場合にのみ活動再開を許可した上で,その後の衛生要件の遵守状況をモニタリングすると発表しました。

◎アルマティ市行政府によれば,同市内を移動できるのは,許可を得て同市の情報ポータル上に登録された企業,団体の職員及び車両のみである一方,過去に発行された移動許可証は4月20日まで有効となります。また,オラザリン同市企業・投資局長は,アルマティ市の出入ポイント通過及び市内の移動のために情報ポータル上で登録が求められるのは乗用車であり,貨物トラックの登録は不要であると説明しました。

◎ベクトゥロヴァ・ヌルスルタン副市長は,アプリ「Smart Astana」によるコロナウイルス無料診断が可能であると発表しました。同アプリ上でアンケートを記入の上,検査結果はメールで受け取ることが可能です。症状が認められる場合にはオペレーターより架電にて,検査の日時及び場所が指定されます。検査時はマスク着用及び身分証の提示が必要です。同アプリは以下のURLからダウンロード可能です。

Google Playhttps://play.google.com/store/apps/details?id=kz.citysoft.smartastana

Apple Storehttps://apps.apple.com/us/app/smart-astana/id1080928295?l=ru&ls=1

●その他

◎当館で本日各航空会社等のウェブページを確認したところ,国内線及び国際線の航空券の販売状況は以下のとおりです(新規データもあります。なお,便によっては4月15日の領事メイルでお知らせしたところより2週間程度後ろ倒しになっているものもありますところ,ご留意下さい)。ただし,非常事態体制が延長された場合,これらの航空便もキャンセルとなる可能性があります。詳細は,各航空会社のHPをご確認ください。

(1)エア・アスタナ(KC)

・ヌルスルタン発アルマティ行き及びアルマティ発ヌルスルタン行き:5月15日(金)より毎日

・ヌルスルタン発ロンドン行き:5月16日(土)より毎週火,木,土,日

・アティラウ発アムステルダム行き:4月22日(水)及び4月23日(木)6:00発(KC903)

・ウラリスク(オラル)発アムステルダム行き:4月22日(水)11:50発(KC905)

(当館注)上記アティラウ及びウラリスク発着便は現非常事態体制中に運行される特別便の模様です。

(2)SCAT航空(DV)

・5月1日(金)以降,各方面の航空券販売を順次再開

・ヌルスルタン−成田便:6月2日(火)より

(3)FlyArystan(KC)

・5月1日(金)以降,各方面の航空券販売を順次再開

(4)ルフトハンザ(LH

・ヌルスルタン発フランクフルト行き:5月15日(金)より毎日

(5)アエロフロート(SU)

・ヌルスルタン発モスクワ行き:8月1日(土)より毎日

(6)アシアナ航空(OZ)

・アルマティ発仁川行き:5月1日(金)より毎週火,金,日

・仁川発成田行き:5月1日(金)より毎日

・直近の帰国フライト例は以下のとおりです。

 5月1日(金)23:00 アルマティ発仁川行き

 5月2日(土)09:00 仁川発成田行き

(7)トルコ航空(TK)

(i)5月19日(火) 18:50 ヌルスルタン発 イスタンブール行(TK8805便)

      20日(水) 01:45 イスタンブール発 東京(羽田)行(TK198便)

(ii)5月20日(水) 17:55 アルマティ発 イスタンブール行(TK8801便)

      21日(木) 01:45 イスタンブール発 東京(羽田)行(TK198便)

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047