4月15日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。
●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規陽性患者は111名です。
●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は1,290名です。各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。
(1)アルマティ市:380名(+34名)
(2)ヌルスルタン市:297名(+33名)
(3)クズルオルダ州:127名(+8名)
(4)カラガンダ州:81名(+3名)
(5)アクモラ州:80名(+7名)
(6)アティラウ州:70名(+7名)
(7)ジャムブル州:49名(+0名)
(8)トゥルケスタン州:49名(+2名)
(9)シムケント市:40名(+1名)
(10)北カザフスタン州:26名(+0名)
(11)アルマティ州:25名(+3名)
(12)西カザフスタン州:18名(+7名)
(13)アクトべ州:13名(+2名)
(14)マンギスタウ州:11名(+1名)
(15)パヴロダール州:11名(+1名)
(16)東カザフスタン州:8名(+0名)
(17)コスタナイ州:5名(+2名)
その他:死亡者15名(+1名),快復者240名(+90名)
カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。
(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。
●感染者数について
◎カザフスタン保健省は,4月14日中にカザフスタン国内で新たに141件(増加率13%)のコロナウイルス感染例が確認されたと発表しました。
◎報道によれば,4月15日中にヌルスルタン市で確認されたコロナウイルス感染者の内,7名は老人向け国営サービス施設「シャラパット」の従業員とのことです。ヌルスルタン市によれば,同施設は現在衛生措置が強化され,消毒が行われています。
◎アビルダエフ・アルマティ市公衆保健局長は,これまでにアルマティ市において確認されたすべてのコロナウイルス感染者の内,218名が医療従事者であると発表しました。その中の182名がアルマティ市中央診療病院の医療従事者です。同病院は,現在,消毒のため閉鎖されています。
●病院・治療・防疫等対応について
◎ヌルスルタン市は,「アスタナ・エネルギー」社及び「アブダビ・プラザ」社の職員がコロナウイルスに感染したため,現在,市内における両社オフィスの消毒が行われていると発表しました。
◎カザフスタン大統領令により非常事態体制の期限が5月1日まで延長されたことに伴い,アティラウ州における検疫及び制限措置の期限が5月1日まで延長されました。
●生活について
◎非常事態体制保障国家委員会の定例会合において,4月20日よりヌルスルタン市及びアルマティ市において営業を再開する業種リストが決定されました。具体的には以下のとおりです。
(1)ヌルスルタン市
・製造業
・建設及び道路敷設分野の企業,大規模建築会社
・輸送及び倉庫業,農業サービス会社
・自動車販売店,自動車ガレージ,車両洗浄,タイヤ交換サービス,自動車部品店,クリーニング店,オフィス用品店
・9時から16時までの民間銀行の営業(職員の半数が出勤),予約制による公証人役場の営業
・持ち帰り又は宅配形式の飲食店の営業は22時まで
(2)アルマティ市
・製造業
・建設及び道路敷設分野の企業,大型建築資材卸売市場
・予約制による公証人役場の営業
・ビジネスサービスのための国民サービスセンター1か所(ナウルズバイ地区,シュギル団地347/1)
●その他
◎5月1日以降の国際線・国内線における航空券の販売状況に関し,当館で「エア・アスタナ」,「ルフトハンザ」,「SCAT航空」,「FlyArystan」,「アエロフロート」の各社ホームページを確認したところ,これらの航空会社において5月1日以降の航空券の販売が開始されています。ただし,非常事態体制の期限が延長された場合,これらの航空便もキャンセルとなる可能性があります。国際線については,すべての定期便が一斉に再開するわけではなく,SCAT航空では、モスクワ便やドゥシャンベ便は5月から航空券の販売が再開されていますが,東京便やプラハ便は6月からです。なお,SCAT航空ヌルスルタンー成田便は、6月2日からの運航案内が同社URL(http://www.scat.kz/ru/)に発表されています。
◎トルコ航空は,ホームページ上で「トルコ政府当局の決定に従い,国際線の運航を5月20日まで取りやめる」と発表している一方,イスタンブール行きの便は5月18日ヌルスルタン市発,5月17日アルマティ市発の航空券が購入可能な状態となっていました。
◎東京への直近の便は,トルコ航空によるイスタンブール経由で,ヌルスルタン市からは5月19日出発,アルマティ市からは20日出発の航空券があります。フライトスケジュールは以下のとおりです。
(1)5月19日 18:50 ヌルスルタン市発 イスタンブール行(TK8805便)
20日 01:45 イスタンブール発 東京(羽田)行(TK198便)
(2)5月20日 17:55 アルマティ市発 イスタンブール行(TK8801便)
21日 01:45 イスタンブール発 東京(羽田)行(TK198便)
◎なお,ヌルスルタン市またはアルマティ市からSCAT航空でイスタンブールへ向かう場合は,カザフスタン国内(シムケントまたはアクタウ)で乗り継ぎが必要です。
●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007
●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。
(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)
○在カザフスタン共和国日本国大使館
住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district
"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan
電話:+7 (7172) 977-843
FAX :+7 (7172) 977-842
○日本外務省領事サービスセンター
電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903
(日本外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)
(内線)2851
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)
(内線)3047