【緊急】新型コロナウイルス情報(COVID19における南アの医療状況その2)

●当館医務官から南アの医療状況をとりまとめましたので、感染予防に努めてください。

1.先週保健省のAnban Pillay次官代行は、議会の保健員会でCOVID-19の流行が始まって初めて国内でのベッド数や人工呼吸器について下記の通り具体的な数字を公表しました。

・国内の総病床数は119,416床で、集中治療室は4909床。感染のピーク時には最大14,700床、最低でも4,100床が必要になる。

・人工呼吸器は計3,216台有しており、そのうち2,105台が私立病院、1,111台が公立病院で稼働している。今後は7,000台が必要と見込まれている。

人工呼吸器の不足に関しては、政府は世界的な需要の増大から生産が追い付かない状況も鑑み、国内生産を追求していると発表しています。

2.検査数に関しては、未だ政府が目標とする1日30,000件の検査数には及びませんが、先週9日より5,000を超える日も出てくるなど微増しております。また、公立病院で行っている検査数の比率が上がっており、検査の対象が民間保険を有した人から無保険の人へ移っていることがわかります。これはタウンシップなどの人口密集地で大規模なスクリーニングが行われていることが影響していると言われております。9日ハウテン州は26,841人をスクリーニングしており、アレクサンドラ地区においても1,693人がスクリーニングされ、201人が検査を受けた結果、陽性者は1人のみだったと発表しております。

※スクリーニング:問診等で症状のある人を洗い出すこと

3.治療に関しては、軽症者は引き続き自宅で自己隔離とし、入院は行わない方針となっております。ハウテン州保健省の発表では、先週同州で782人に感染者が増えた時点で2人が公立のICUで、5人が私立のICUに入院中と発表しました。また、12日の報道によると、西ケープ州も567人の感染者を認めた時点で29人が入院中、そのうち12人がICUで治療中と州が発表しております。以上のことから、現時点では病院が飽和状態になっている状況ではないことがわかります。

【南アの情報ツール】

 一般的なCOVID-19 の情報はWhat’s App サポートライン(0600123456)で簡便に入手することができます。これに加え,下記のサイトでは日々の感染者数の更新や南ア政府の感染対策に関する情報も入手できます。

・NICD(国立感染症研究所)

https://www.nicd.ac.za/

・COVID-19 Corona Virus South African Resource

https://sacoronavirus.co.za/

参考:外務省海外安全HP

https://www.anzen.mofa.go.jp/

参考:当館HP 新型コロナウイルス関連情報

https://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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●在南アフリカ日本国大使館

HP: http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

住所: 259 Baines St, Cnr Frans Oerder St, Groenkloof, Pretoria

電話: +27 12 452 1500 領事・警備

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