在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス関連情報(4月13日)

 4月13日のカザフスタンにおける新型コロナウイルス関連情報は以下のとおりです。

●昨日お知らせした時点からのコロナウイルス新規陽性患者は68名です。

●上記を加算して,現時点における国内全体の感染者数は979名です。各州・都市ごとの内訳は以下のとおりです。括弧内は,昨日お知らせした時点からの増加数です。

(1)ヌルスルタン市:257名(+8名)

(2)アルマティ市:172名(+27名)

(3)クズルオルダ州:119名(+2名)

(4)カラガンダ州:76名(+11名)

(5)アクモラ州:71名(+0名)

(6)アティラウ州:59名(+0名)

(7)ジャムブル州:46名(+0名)

(8)トゥルケスタン州:43名(+7名)

(9)シムケント市:38名(+0名)

(10)北カザフスタン州:26名(+1名)

(11)アルマティ州:21名(+9名)

(12)アクトべ州:11名(+0名)

(13)マンギスタウ州:10名(+0名)

(14)パヴロダール州:10名(+0名)

(15)西カザフスタン州:9名(+1名)

(16)東カザフスタン州:8名(+2名)

(17)コスタナイ州:3名(+0名)

その他:死亡者12名(+2名),快復者110名(+24名)

カザフスタン国内の新型コロナウイルスに関する主な報道は以下のとおりです。

(当館注)以下は,在留邦人のおられる都市の情報を中心に作成しています。

●感染者数について

カザフスタン保健省は,4月12日中にカザフスタン全体で86件のコロナウイルス感染例が確認され,一日当たりの感染者数最多を更新したと発表しました。他方,増加率は約11%であり,3月末時点の増加率が20−50%であったことに比較すると大幅に低下しています。4月12日中に感染が最も多く確認されたのは,アルマティ市で28件(同市における一日当たり感染者の最多記録),ヌルスルタン市で20件,アクモラ州及びアルマティ州においてそれぞれ10件です。

◎アルマティ市保健局は,4月12日中に同市で確認されたコロナウイルス感染者の内,15名は医療従事者であると発表しました。その内の2名が重症で,その他の容体は安定しています。同保健局は,感染した医療従事者がどこの医療機関で勤務していたかは明らかにしていません。同市では,4月11−12日の間に37名のコロナウイルス感染者が確認されており,その内の27名が医療従事者です。

◎ビュラベコヴァ保健省製品サービス品質安全管理委員長は,カザフスタン国内で確認されているコロナウイルス感染例の内,211件(20.5%)が医療従事者による感染であり,感染の原因は,個人防護用具の不足及びその他の安全措置が遵守されていないことによるものであると発表しました。

◎ビュラベコヴァ保健省製品サービス品質安全管理委員長は,専門家の予測によれば,カザフスタンにおけるコロナウイルス感染のピークは4月末から5月初頭に到来し,感染者数は2,000名以上になると述べました。

(当館注)当初、カザフ政府はピークを4月10日頃と予測していた。

◎カリン大統領顧問は,SNS上で,カザフスタン国内では900名以上のコロナウイルス感染者が現時点で確認されているが,政府は当初,4月中旬までにより悪い状況に陥ることを予測していたと述べました。

●病院・治療・防疫等対応について

◎アルマティ市保健局は,4月12日に12名の医療従事者のコロナウイルス感染例が確認された同市中央診療病院の予診室及び一部局を検疫のため封鎖したと発表しました。

◎ビュラベコヴァ保健省製品サービス品質安全管理委員長は,アルマティ市法令により,同市内6か所の私立病院の営業許認可が停止されたと発表しました。

◎ヌルスルタン市によれば,500名規模による市内の消毒作業が毎日行われており,4月10日までに2,800棟以上の多住居マンション,1万か所以上の出入口,1,500か所以上のスポーツ及び児童広場,1,300か所以上のバス停留所及びその他の場所の消毒が実施されています。

コロナウイルス対策本部は,アルマティ州エンベクシカザフ地区の4か所の別荘区「アルティン・アダム」,「コクサイ」,「アルティン・アルマ」,「ベレケ」を検疫のため封鎖すると発表しました。同地区では,9件のコロナウイルス感染例が確認されています。

◎4月13日より,診断研究所「オリンプ」による無料のコロナウイルス診断が利用可能となっています。同診断はヌルスルタン市及びアルマティ市に在住の方のみ利用可能です。同診断を利用するためには,まず,アンケート記入ページ( https://www.zakon.kz/5016648-v-almaty-i-nur-sultane-mozhno-besplatno.html )において質問事項(ロシア語)に回答します。アンケート結果は,同ページに記載したEメールアドレス宛に送付されます。医師が同アンケートを確認し,症状が見られる場合は,オペレーターから診断の場所及び日時について架電があります。診察所へ入るにはマスク着用及び身分証の提示が必要です。診察所への入場は厳格な登録制であり,患者同士は,自身の名前が呼ばれるまでお互いに距離をとって待つ必要があります。その後,血

液検査及び診察が行われます。

●生活について

◎首相府発表によれば,4月13日に非常事態体制保障国家委員会の定例会合が開催され,厳格な衛生・感染症要件が遵守されることを必須条件として,ヌルスルタン市及びアルマティ市において,段階的に企業活動を再開する決定がなされました。第一弾として,4月20日より,製造業,建築業及び特定のサービス業種の営業が再開されます。ヌルスルタン市及びアルマティ市において再開される具体的な企業活動のリストは,4月15日に開催される国家委員会において承認されます。

◎アルマティ市は,同市における非労働期間を4月30日まで延長すると発表しました。非労働期間中,市内では食料品店,薬局,緊急サービス及び配達業務のみが営業を継続します。また,市の生命活動を保障する組織及び許可を得て市のデータベースに登録された企業は同措置の例外となり,市内を自由に移動できます。

●その他

◎「エア・アスタナ」社は,カザフスタン国内の非常事態宣言期間延長に伴い,ヌルスルタン市,アルマティ市及びシムケント市に出発/到着する国内線及び国際線を,2020年4月30日まで欠航すると発表しました。

●当館領事メールのバックナンバーは以下のページから参照できるようになっています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0007

●当館フェイスブック https://www.facebook.com/embassy.jp.kz/ にもコロナウィルス関連情報を掲載しています。

(邦人保護等の緊急事態の場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047