新型コロナウイルス感染のルーマニアにおける現状等について(その25)

●一度の乗り継ぎで日本へ帰国可能な航空便が,4月16日(木)を最後に,その後当面予定されない見通しとなりました。帰国を予定,検討している方は,以下本文も御参考に,早めの行動を強くお勧めします。

ルーマニアでは,4月9日13時までに,新型コロナウイルスによる感染者合計5,202名,死亡者合計229名が,確認されています。直前の24時間での感染者数増加は,441名。

●外出禁止違反及び隔離違反等にならないよう,引き続きお気をつけ下さい。

●また,現在,ルーマニア国内の11県で,マスク等の着用が義務づけられています。在住,訪問等の方は,御留意下さい。

●併せて,治安情勢の悪化の恐れにも,引き続き御注意下さい。

●上記の他,当大使館からお知らせする内容を含めて,関係の措置や情報が頻繁に更新されています。皆様には,最新の状況の把握に引き続きお努めいただきますよう,お願いします。

【本文】

1.(1)当国から一度の乗り継ぎで日本へ帰国可能な航空便が,4月16日(木)のカタール航空便を最後に,その後は当面予定されない見通しとなりました。累次お知らせのように,帰国を予定,検討中の方は,早めの行動を強くお勧めします。

現時点で判明している便は,4月11日(土),16日(木)に運航予定の,カタール航空QR222便(ブカレスト13:15発)でドーハに向かい,ドーハで,QR806便(カタール時間翌02:10発)に乗継ぎを行う二回の便のみです。(なお,カタール航空の当地事務所は,現時点では,4月17日から5月31日の期間,ブカレスト・ドーハ間の商用便を運航停止,と述べています。)。

(2)ブカレスト・オトペニ空港の本日の運航状況は,以下の同空港のウェブサイトから確認できます。

http://www.bucharestairports.ro/en/

(3)また,帰国される方は,日本帰国時には,日本における新型コロナウイルス感染拡大防止措置のため,PCR検査,空港からの公共交通機関(国内便を含む。)の不使用,指定場所(ご自宅あるいはご自身で確保された宿泊施設等)での14日間の待機等の措置の対象となりますのでご留意ください。

「水際対策の抜本的強化に関するQ&A」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

2.内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば,4月9日13時発表のルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者は,合計5,202名,うち,治癒した者は647名,死亡者は合計229名,となっています。前日同時刻からの感染者の増加は,441名です。

以上の統計は,ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127

3.国境警察によれば(4月9日午前発表),それ以前の24時間に、国境地点を通過した者が約19,900名(ルーマニア人,外国人含む)、このうち入国は約10,700名です。

 以上の統計は,ルーマニア国境警察の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。

ルーマニア語

https://www.politiadefrontiera.ro/ro/main/i-situatia-la-frontiera-in-ultimele-24-de-ore-20006.html

(英語)

https://www.politiadefrontiera.ro/en/main/i-the-situation-at-the-border-in-the-last-24-hours-7578.html

4.外出制限や隔離措置の違反とならないように,引き続き御注意下さい。多くの違反や罰金徴収等が発表されています。

(1)外出制限違反は,本9日13時までの24時間に、7,741件が警察により摘発され,16,647,253レイの罰金が徴収されました。

(2)また,軍事令第2号の発令以降これまでに、自主隔離を守らずに施設隔離に移された者が1,917人,施設隔離を守らずに再度14日間の隔離下に置かれた者が61人と,発表されています。

5.現在,ルーマニア国内の11県で,マスク(スカーフ等による代替も可の由です。)の着用義務が出されています。該当の県に居住,訪問等の方は,御留意ください。

プラホヴァ県,ヴァスルイ県,マラムレシュ県,ヤシ県,ガラツィ県,ボトシャニ県,バカウ県,アルバ県,ブザウ県,フネドアラ県,ヴランチャ県

6.新型コロナウイルスの感染に起因する各種情勢の変化等に伴い,治安状況にも通常と異なる状況が生じているおそれがあります。これにも,引き続き十分に御注意下さい。

7.本件に関し,上記の諸点を含めまして,御照会事項がおありの場合には,末尾のお問い合わせ先に,電子メール等でご照会ください。

【参考情報】

1.ルーマニア保健省は,新型コロナウイルス相談専用無料電話回線(Telverde Line。番号0800800358)を設置しています。休日を含めて24時間受け付けています。

従来から運用している112番緊急電話サービスについては,感染の疑いがある場合や緊急事態電話への対応としている由です。

2.保健省を始めとするルーマニア政府当局は,当国における感染拡大防止の各種対策を上記以外にも実施しています。

各種の具体的な詳細については,以下のルーマニア内務省,外務省及び保健省の各ウェブサイトを御参照下さい。

ルーマニア内務省HP

https://www.mai.gov.ro/

ルーマニア外務省渡航情報

https://www.mae.ro/travel-alerts/

ルーマニア保健省HP(中央下にあるList zone afectate COVID-19で,入国後施設での隔離の対象とされている国が確認できます。)

http://www.ms.ro/

3.(1)新型コロナウイルスの予防については,日本の厚生労働省は,以下の三点を奨励しています。

ア 人混みを避ける(飛沫感染の防止)

イ こまめに手洗いをする(石けんを使って20秒以上洗う)

ウ 咳エチケット(マスク,ティッシュ,袖の内側を使う。手を使った場合には,すぐに手を洗う。)

  換気を行うこともよいとされています。

(2)また,日本の新型コロナウイルス感染症対策本部によれば,これまでの集団感染発生の場の共通点から,特に以下の三つの条件が同時に重なる場(「三密」)では,感染を拡大させるリスクが高いと考えられる,としています。こうした局面を出来るだけ避けるように,御注意ください。

ア 密閉空間(換気の悪い密閉空間である)

イ 密集場所(多くの人が密集している)

ウ 密接場面(互いに手を伸ばせば届く距離での会話や発声が行われる)

4.その他,本件について参考となり得るリンク先は,以下のとおりです。

・外務省の海外安全情報(世界各国への渡航に関する参考情報)

https://www.anzen.mofa.go.jp/

厚生労働省の関連ウェブサイト

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

厚生労働省新型コロナウイルスに関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q1

厚生労働省検疫所ウェブサイト

https://www.forth.go.jp/index.html

国立感染症研究所 ヒトに感染するコロナウイルスhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

・WHOの関連ウェブサイト

https://www.who.int/china

【問い合わせ先】

ルーマニア日本国大使館領事部

電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)

メール:consular@bu.mofa.go.jp

領事メールの受信希望の方は,以下のリンク先から手続きをお願いします。

3か月以内の滞在の方は「たびレジ」,滞在されていない方は「たびレジ」簡易登録

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

3か月以上滞在予定の方は,「在留届」登録

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

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