新型コロナウイルスに関連するサウスカロライナ州の自宅待機指示

●４月６日（月）午後，サウスカロライナ州は，新型コロナウイルスへの対応として，全てのサウスカロライナ州民及び同州に滞在している者に対して，自宅待機指示（Home or Work Order）を発出しました（概要は下記。）。本指示は，４月７日（火）午後５時から効力を発し，当面，現在の州非常事態宣言の期限である４月１１日（土）まで効力を有します。

サウスカロライナ州知事令本文：

https://governor.sc.gov/sites/default/files/Documents/Executive-Orders/2020-04-06%20eFILED%20Executive%20Order%20No.%202020-21%20-%20Stay%20at%20Home%20or%20Work%20Order.pdf

●自宅待機指示の例外となる主な個人の活動は以下のとおり（詳細は州知事令をご覧下さい。）。いずれも，他者から6フィート以上の距離を保つこと。

（１）他の居所にいる家族の世話，訪問，移動

（２）必要不可欠な物品の入手（食料品，家庭用品，医薬品，在宅勤務に必要な物品，安全確保に必要な物品，衛生用品，家屋の維持管理に必要な物品）（ただし，オンライン購入，配達，路上ピックアップその他店舗での購入に代わる方法を優先すること）

（３）家族の健康と安全の確保に必要な活動（医療機関，緊急対応サービスの利用等）

（４）ペットの世話

（５）屋外での運動・娯楽

（６）宗教施設への参詣

（７）法廷への出頭，法廷からの指示又は親権合意に基づく子の移送等，法律上要求される移動

●本自宅待機指示により営業が禁止される業種は以下のとおり（詳細は州知事令をご覧下さい）。オンライン又は電話での注文受け付け，店舗外での商品受け渡しは妨げない。

（１）娯楽施設（ナイトクラブ，ボーリング場，劇場，観光施設（美術館，水族館，プラネタリウム含む），屋内遊戯場等）

（２）レクリエーション，運動施設（フィットネス，スパ，スポーツ観戦，他者と6フィート以内に近接するスポーツ，他者と用具を共用する活動，公園の遊具の使用等）

（３）顧客と近接するサービス（散髪屋，美容室，脱毛サロン，ネイルサロン，ボディアート・タトゥーサロン，日焼けサロン，マッサージ等）

（４）小売業（家具，衣料品，靴，宝石，鞄，革製品，金物・家屋修繕用品以外のデパート，スポーツ用品，書店，工芸品，楽器，ノミの市，花屋等）

●自宅待機指示の例外として認められる必要不可欠な事業従事者は以下のとおり（詳細は州知事令をご覧下さい。）。

（１）食料，水，医薬品，医療物資，医療機器，燃料，家畜，家禽，飼料，農産品（木材含む）等の輸送に関わる者。航空会社その他商業輸送活動に従事する者

（２）軍関係者，医療関係者，公安関係者，緊急事態対応要員その他サイバーセキュリティ・インフラストラクチャーセキュリティ庁が定める活動に従事するもの（https://www.cisa.gov/publication/guidance-essential-critical-infrastructure-workforce）。

●本自宅待機指示例によって認められる又は認められない活動や業種の詳細は，州商務局による定義，指導，規則，規制，制限にしたがう。

●上記で営業が禁止されていない業種であり，州商務局による定義，指導，規則，規制，制限にしたがって営業が認められた業種は，以下の規則に従う。

（１）1,000平方フィートあたり5人以上の顧客又は消防規則上の収容上限の20%のうちいずれか少ない人数以上が同時に入店しないこと。

（２）同一家族単位を除き，来店者が6フィート以内に集まらないこと。

（３）米疾病予防センター，州保健局その他の連邦又は州保健機関が発出する衛生ガイドラインに従った対応をすること。

●これら営業に関する規定は，銃砲，弾薬及びそれらの部品の販売及び輸送を中止，規制その他の制限を課するものとして解釈，適用，執行されるものではない。

●レストランその他の飲食の提供を行うサービスは，これまでに発出された知事令に従い，店舗内での飲食の提供を行ってはならない。

●本州知事令に違反する者は，100ドル以下の罰金又は30日以下の禁固に服す。

●本州知事令は，州レベル未満のいかなる政治主体が発する指示等に優先する。

〇サウスカロライナ州知事室HP：https://governor.sc.gov/news

新型コロナウイルスホットライン：888-472-3432

　州保健局感染状況ウェブサイト：