在留邦人の皆様へ:アバエフ情報・社会発展大臣ブリーフィング(3月29日報道)

 3月29日配信「vlast.kz」は, アバエフ情報・社会発展大臣のブリーフィングにおける発言を報じているところ,概要以下のとおりです。

1 アバエフ情報・社会発展大臣は,「経済危機対策について,ご案内のとおりカザフスタンにおける全体の額は4兆テンゲ超である」と述べた。同大臣によれば,これらの支出は合計2.1兆テンゲの共和国予算及びインフラ債券を通じた資金誘致により確保される。同大臣は,「国家基金からの保証された移転を1兆8,250億テンゲまで拡大する」と強調した。

2 同大臣は,アルマティ州に駐在している4,000名超の医療従事者がアルマティ市の学生寮へ移転すると述べた。「アルマティ州に駐在している4,000名以上の(医療団体の)職員が,現在,寄宿舎に移転している。明日にも国家委員会が大統領の指示に沿って,医師らの支援対策に言及するであろう」と述べた。同大臣は,アルマティ州に駐在している医療機関の全ての職員に,アルマティ市の高等教育機関学生寮に引っ越して滞在するよう提案がなされたことを明言したうえで,「もし必要があれば,上司に相談し,市長に申請書を出してもらうことが不可欠である」と表明した。

3 同大臣は,28日土曜日に124名が非常事態体制に違反し,全員が行政責任を課された上,うち56名は逮捕されたと発表した。違反のうち1件は,インターネットポータル「Damumed」において不確実な情報を示したことに関係している。あるカザフスタン国民が自分にCOVID−19の症状があるとして通報を行ったが,医師が検査をした際,発病の兆候は発見されなかった。後になり,当該ポータル利用者は,システムが稼働しているか確認してみたかったが,病気の兆候はないし,国外に渡航したこともなく,感染者との接触もなかったと説明した。大臣によれば,このことにより同人は罰金処分となった。大臣は再度国民に対し,より責任感を持つよう求めた。医師は事実上24時間働いており,今や助けを本当に必要と

する人たちに対し,分刻みで時間を割かねばならなくなっている。同大臣はまた,カザフスタンの法執行機関がこの1日で,違法にかつ高額な価格で販売されていた4万枚のマスクと2,000リットル以上の消毒薬を押収し,自治体に引き渡したと述べた。

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