新型コロナウイルス対策(首相府声明)

ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

昨12日の夜晩に行われた国家安全保障会議により決定された事項について本日,首相府より声明が発表されました。以下,同声明の内容の内,皆様の日常生活に密接に関連すると思われる主要な部分について,仮訳文を作成しましたので,以下のとおりご案内いたします。

この声明に基づく各種の措置は,本日深夜0時より開始され,4月3日まで継続されます。これにより,今後,日常生活へ影響が及ぶことになりますが,必要に応じて当館HPに掲載している「お役立ち情報」(https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_200226.html)もご参照頂き,冷静にご対応を頂きますよう,お願いいたします。

【首相府声明:仮訳文】

3月12日,国家安全保障会議を開催し,新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として,社会的な場面で距離を確保するための政策(「距離確保政策」)を追加的にとることにより,既存の措置を強化することを決定した。

運用の観点からは,我々は,危機管理の「連邦フェーズ」に入った。すなわち,全ての決定は,連邦政府首相,所管大臣及び地域政府・共同体政府首相から構成される管理ユニットにおいて決定される。

このフェーズにより,異なる団体においてとられる措置について,よりよい調整と情報共有が確保されることになる。上記措置は,国土全体に適用される。

全てのレベルの当局は,決定された措置について,一貫した行動,連絡,適用を行うとの同じ意思を共有する。我々は,同様の決定があらゆる場所で同様に適用されることを願っている。

これらの措置は,13日(金)の0時から4月3日まで適用される。これまでのように,状況の進展につき,日々監視を続ける。

●学校

(1)学校に関しては,授業を中断する。少なくとも,医療従事者,保健関係者,及び当局(公安関係者)の子女についてはギャルドリー(学童保育)が行われる。高齢者以外の預け先を確保できない子女についても,保護者は学校における解決策を得ることができる。

(2)託児所は,引き続き開所する。

(3)高等教育機関及び大学については,遠隔授業の単位を増やすことが推奨される。学校は閉校しないが,従来型の大教室における授業や閉鎖された場所における授業に代わる措置が推奨される。

●商業及びいわゆるレクリエーション活動(スポーツ,文化,民俗活動等)

(1)規模や公私の別を問わず,これらの全ての活動は中止される。

(2)とりわけ,ディスコ,カフェ及びレストランは閉店となる。

(3)ホテルは,営業するが,ホテル併設のレストランは閉店となる。

(4)宅配やドライブインについては許可される。

(5)商店は,週末を除く全ての週日開店する。(大使館注:月曜日から金曜日まで開店。土日は閉店。)

(6)食料品店及び薬局は,通常通り営業する(週末を含む。)(大使館注:日曜日についても通常閉店するのであれば閉店,開店しているのであれば開店。)。しかしながら,これまでの勧告に基づき,衛生措置を高めることが推奨される。

●労働

労働は,可能な限り,継続して行われるべきであるが,テレワークが望ましく,必要であれば,強化されるべきである。

●公共交通機関

公共交通機関は,通常通り運行するが,必要不可欠な移動に限定することが求められる。時間差をつけた措置(大使館注:時差出勤等)は,公共交通の混雑を避けることができる。

これらの措置は,これまで策定した措置に追加されるものである。我々は,引き続き,「強化されたフェーズ2」にある。

【お問い合わせ先】

在ベルギー日本国大使館

住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique

電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)

Fax :(02) 513-4633

ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete