在留邦人の皆様へ: カザフスタン初の新型コロナウィルス患者確認に関するビルタノフ保健大臣記者会見(3月13日報道)

 3月13日配信「vlast.kz」は,アルマティ市においてカザフスタン人2名の新型コロナウイルス患者が確認された(カザフスタン初)旨のビルタノフ保健大臣発言を報じているところ,概要以下のとおり。

1 13日,ビルタノフ保健大臣は記者会見において「知ってのとおり,我々は3か月間,カザフスタンに緊迫するコロナウイルス感染症が侵入しないため闘ってきた。保健省,政府,地方行政府が,この感染症の侵入防止と拡大阻止のため必要なすべての措置をとってきた。残念ながら,本13日の精密検査の後,我々は2名のカザフスタン国民の陽性反応を確認したことを報告しなければならない。同国民はドイツから到着し,彼らからはコロナウイルス感染症の陽性反応が検出された」と述べた。

2 同大臣は,コロナウイルス患者は,国家主任衛生医師令に従い,事前に決められた行動アルゴリズムに則り,アルマティ市の感染症病院に入院したと付け加えた。同大臣は「彼らに症状はなく,気分は良好である。隔離,観察を含む必要なすべての感染症対策措置がとられている」と説明した。

3 同大臣は「我々は,患者の個人情報を公開することはできない。男性(1974年生まれ)と女性(1984年生まれ)である。彼らはドイツから到着した。一人目の患者は9日,すなわち,禁止(当館注:カテゴリー1bの国民のカザフスタンへの入国禁止)及びドイツの第1カテゴリーへの移行前に到着した。二人目の患者は,12日夜から本13日未明に到着した。現行のアルゴリズムに従い,9日に入国し,航空機に搭乗していた73名はただちに特定された。我々は(乗客)リストを有しており,彼らがどこにいるか知っている。彼らは我々の観察下にある。アルゴリズムに従い,現在,我々は彼らの隔離に着手している。すなわち,捜索と然るべき検疫施設への入院である。彼らは病人ではなく,14日間の検疫下に置か

れる。症状が見られれば,彼らを診察する」と述べた。

4 同大臣は,州知事に対しては,脅威の発生やリスクがある場合に自然災害による緊急事態体制を公布するよう勧告がなされていると強調した。他方,同大臣は,現時点でアルマティ市においてそのような体制を宣言する必要性はないと保証した。同大臣は,「現時点で緊急事態(体制)の導入は州知事が決定している。もちろん,我々は緊密に連携する。現時点においてそのような必要性(緊急事態体制の導入)はない。もし追加的な患者を我々が確認すれば,そのような決定が下される可能性はある」と述べた。

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

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"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047