【緊急】【感染症情報】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その11)

ドゥテルテ大統領は,フィリピンにおける新型コロナウイルス対策の措置を発表しました。その中には,国内感染が発生している国(注:日本を含む。)からの入国制限,メトロマニラの全てのレベルの学校の4月12日までの休校,首都圏に出入りする陸路,内航船舶,国内便航空機の3月15日からの停止等が含まれています。

ダバオ市は,新型コロナウイルス対策のガイドラインを発表しました。その中には,ダバオ市市民に不要不急の市外移動を控える要請,ダバオ市に滞在している短期旅行者のダバオ市からの早期出発の推奨,ダバオ市への旅行延期の要請が含まれています。

●フィリピン保健省は,フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を3月8日夕刻に4例,10日に9例,11日に16例,12日に3例を確認し,合計52例となったことを発表しました。

●皆様におかれましては,信頼できる情報源からの最新の情報の入手に努め,冷静に対応してください。万一,発熱や喉の痛み,咳等の症状がある場合には,あらかじめ医療機関に電話してから早めに受診するようにしてください。

フィリピンにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

在ダバオ日本国総領事館

1 3月12日,ドゥテルテ大統領は,新型コロナウイルスの対策として,次の措置をとることを発表しました。

(1)公衆衛生警戒水準をコード・レッド・サブレベル2(最高レベル)に引き上げる。

(2)マニラ首都圏において次の措置を30日間とる。

マニラ首都圏の全てのレベルの学校を4月12日まで閉鎖。

・期間中、多くの人が集まるイベントは禁止。

・.マニラ首都圏全体について隔離措置をとる。それ以外の地方は、異なる家庭から二人の患者が出た段階でバランガイ隔離。二つのバランガイに出た段階でミユニシパリテイ、シテイ等のレベルで隔離、二つのミュニシパリティ、シテイ等に出た段階でprovince全体を隔離する。

(注:アニョ内務地方自治大臣は,マニラ首都圏外からマニラ首都圏への通勤は,マニラ首都圏で雇用されていることの証明を提示すれば可能と発言。)

・行政機関は期間中機能停止。ただし最低限の職員は維持。公衆衛生等は完全に機能させる。立法・司法も同様にすることを勧告

・民間企業には柔軟な業務体制を取ることを推奨。DOLE(労働雇用省)・DTI(貿易産業省)がガイドラインを発出。製造・小売り・サービス業は営業継続を勧告。

・首都圏内の公共交通機関は原則として継続して運航する。

・首都圏に出入りする陸路、内航船舶、国内便航空機は3月15日に停止。

・上記措置は毎日モニターし決定から毎日再評価する。上記措置は,フィリピン国家警察やフィリピン国軍によって実施される。

(3)マニラ首都圏以外の地方自治体(LGU)は学校の閉鎖に裁量を有する。

(4)フィリピン人国外労働者(OFW)は,湖北省を除く中国本土に,危険を理解する旨の誓約書に署名して渡航することが認められる。

(5) 国内感染が起きている国(注:日本を含む。)からの渡航者は入国制限を課される。ただし、フィリピン人及びその外国人配偶者・子,フィリピン政府が発行した永住査証所持者、9(e)外交査証所持者は除く。

2 3月12日,ダバオ市は,「封鎖ではない」と説明していますが,新型コロナウイルスの対策として,次の措置をとることを発表しました。

(1)ダバオ市住民は不要不急の市外への移動を控えて下さい。

(2)ダバオ市に滞在している短期旅行者にダバオ市からの早期出発を推奨します。

(3)ダバオ市への旅行を予定している方は,公衆衛生緊急事態が解除されるまでの旅行を控えて下さい。

(4)公衆衛生緊急事態が解除されるまで,会合,集会,展示会,会議,パーティー等を中止して下さい。

(5)公衆衛生緊急事態が解除されるまで,全てのレベルの学校の授業を中止し,オンライン学習及び自宅学習に切り替えて下さい。

(6)公衆衛生緊急事態が解除されるまで,全てのレストラン,ホテル及び他のイベント場は,予定されている行事を延期して下さい。

(7)ミサ,祈祷会及び宗教的集まりへの出席を控えて下さい。

(8)自宅に留まり,公共の場への外出を控えて下さい。

(9)ダバオ市政府及び企業の全ての長に対し,大部分の職員に自宅勤務させる権限を与え,役所は,政府の仕事が中断しないための最小限の体制を取ります。

(10)ダバオ市政府の全ての役所にて訪問客の受け入れ行いません。市代表電話(082-241-1000)又は該当する事務所にメールにて連絡をして下さい。

(11)ダバオ市政府への提出物については,ダバオ市レクリエーションセンター(アルメンドラスジム)にて受領します。

3 フィリピン保健省は,フィリピンにおける新規新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を3月8日夕刻に発表された4例に加えて,10日に9例,11日に16例,12日に3例確認し,合計52例となった旨発表しました。また,初のフィリピン人の死亡者1人を確認し,死亡者の合計が2人になったことを発表しました(詳細は,下記リンクのフィリピン保健省報道発表を参照願います。)。

4 皆様におかれましては,下記リンク先その他の信頼できる情報源からの最新の情報の入手に努め,冷静に対応してください。適切な手洗い,会話の際には2メートル以上の距離を置く,咳エチケット等は特に心がけてください。万一,新型コロナウイルス(COVID-19)に感染のおそれがあり,発熱や喉の痛み,咳等の症状がある場合には,あらかじめ医療機関に電話連絡してから,早めに受診するようにしてください。

なお,フィリピン保健省は,保健省(DOH)ホットライン:(02)8-651-7800 内線1149,1150への電話も呼びかけています。

ダバオ市フェイスブック): https://www.facebook.com/davaocitygov/?ref=page_internal

●フィリピン保健省: https://www.doh.gov.ph/

新型コロナウイルス関連ホームページ) https://www.doh.gov.ph/2019-nCov 

(3月10日付け報道発表) https://www.doh.gov.ph/doh-press-release/DOH-REPORTS-4-NEW-COVID-19-PATIENTS%3B-CASES-UP-TO-10

(3月10日付けフェイスブック発表) https://www.facebook.com/OfficialDOHgov/photos/a.157979910879936/3135056506505580/?type=3&theater

(3月11日付け報道発表) https://www.doh.gov.ph/doh-press-release/DOH-SENDS-OFF-NCC-REPATS%3B-UPDATES-ON-COVID-19-CASES

(3月12日付け報道発表) https://www.doh.gov.ph/doh-press-release/DOH-REPORTS-1-COVID-DEATH-AND-3-NEW-CASES

保健省(DOH)ホットライン:(02)8-651-7800 内線1149,1150

●フィリピン外務省: https://www.dfa.gov.ph/

●フィリピン運輸省フェイスブック: https://www.facebook.com/DOTrPH/

●フィリピン入国管理局: http://immigration.gov.ph/

●フィリピン内務地方自治省: https://dilg.gov.ph/

●日本国首相官邸新型コロナウイルス感染症に備えて 〜一人ひとりができる対策を知っておこう〜)

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

●日本国外務省:

 (海外安全ホームページコロナウイルス関連情報)) https://www.anzen.mofa.go.jp/

(フィリピンの主な医療機関のリスト)https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/phili.html

※(新型コロナウイルスに感染のおそれのある人は,あらかじめ医療機関に電話連絡してから早めに受診するようにしてください。

●日本国厚生労働省

新型コロナウイルス関連) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 (報道発表) https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/index.html

(水際対策の抜本的強化について(新型コロナウイルス感染症))

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html 

 (水際対策の抜本的強化に関するQ&A) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

・・・・・・・・・・・・・・・

この情報は,在留届,メールマガジン及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。情報は同居家族の方にも共有いただくとともに,同居家族の方が本メールを受信していない場合は,在留届へのメールアドレスの登録,または当館メールマガジンに登録をお願いします。

在留届( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/

メールマガジン登録( https://www.mailmz.emb-japan.go.jp/cmd/ph.html

(問い合わせ窓口)

在ダバオ日本国総領事館

住所:4th Floor, B.I. Zone Building, J.P. Laurel Avenue, Bajada, Davao City 8000

電話:082−221−3100 

FAX:082−221−2176