スロバキア国内における新型コロナウイルス関連情報(空港における入国時の検疫手続等)

1 空港における入国時の検疫手続き

 スロバキアでは,2月28日以降,国内3か所の国際空港(ブラチスラバ,コシツェ,ポプラト)に到着するすべての国際線のフライトの乗客につき,検温と質問票の配布・回収を実施しています。具体的な手続きについて,最も詳細な情報が見られるブラチスラバ空港のHPの記述(スロバキア語)の該当部分は次のとおりです。

<検温>

スロバキア安全保障評議会は,2月28日以降,スロバキアに到着する全てのフライト客に対する検温を命じた。

・交通・建設省衛生部の職員が,検温計及び赤外線カメラを用いて,空港の到着ホールで検温を実施する。

・38℃以上の熱が確認された乗客は,旅行中の病歴について質問を受け,コロナウイルスへの感染が疑われる場合には,空港から病院の隔離病棟へ直接搬送される。

<質問票>

ブラチスラバ空港に到着する便の全ての乗客は,機内で,あるいは到着後に,質問票に記入する。

・同措置はペレグリニ首相の指示に基づいている。

・乗客は,フライト情報,個人情報,恒久的な住所と現住所,緊急連絡先を記入する。

・フライトを利用した乗客の中でコロナウイルスへの感染者が確認された場合,質問票は,当該フライトに搭乗していた乗客の追跡調査を行うために,健康状態を守るための関連当局によって利用される。

2 文化,スポーツ,公共イベントの開催禁止

 3月9日にペレグリニ首相が「文化,スポーツ,公共イベントの開催を3月10日から14日間禁止する」旨発表したことに関連し,同日,公共衛生局は次の決定を行ました(10日付同局プレスリリース)。

スロバキアにおいては,3月10日から3月23日までの間,全ての個人,事業主及び法人による大規模なスポーツ,文化,社会等のイベントの開催が禁止される。」