サウジアラビアにおける新型コロナウイルス感染者(その5)及び対策(3月10日)

○サウジ保健省は新たに5例の感染を確認し,感染者は合計20名になったと発表しています。

○9日,サウジ政府は,入国一時停止追加措置対象国に,オマーン,フランス,ドイツ,トルコ,スペインを加えたことを発表しました。

○10日現在,既に停止されている観光ビザ以外のビザ利用者に対する入国一時停止措置の対象国・地域は,中国,香港,台湾,マカオ,イラン,UAEバーレーンクウェートレバノン,エジプト,シリア,イタリア,イラク,韓国,オマーン,フランス,ドイツ,トルコ,スペインです。

○サウジ政府の入国制限等に関する決定は日々見直しが行われており,頻繁に更新されていますので,引き続き慎重な対応をお願いいたします。

1 サウジ保健省は,新たに5例の感染を確認したと発表しました。感染者は合計20名になりました。

・イランとイラクから戻った男性1名,女性2名で,東部州の病院に隔離。

・軽度の呼吸器症状のある男性で,東部州の病院に隔離。接触者は特定し,必要な措置が取られている。

・エジプトから来た,エジプト国籍の男性でマッカ州の病院に隔離され,接触者は特定し,必要な措置が取られている。

2 9日,サウジ政府は,新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため,往来を制限する対象国にオマーン,フランス,ドイツ,トルコ,スペインを追加し,サウジ到着日の14日前までの期間に上記の国に滞在した渡航者の入国を一時停止する旨発表しました。なお,退避及び貿易活動はこの決定から除外される旨,また人道的なケースについては別途調整される可能性がある旨付け加えました。一部の対象国のサウジ王国大使館は,同国に滞在するサウジ人に対して,72時間以内に帰国するよう呼びかけています。

3 10日現在,日本は観光ビザ以外のビザの利用者に対する入国制限対象国とはなっていませんが,入国制限対象国からのフライトだけでなく,入国制限対象国以外からのフライトもキャンセルされるケースや,フライトの搭乗を拒否されるケースもあり,入国および出国に影響が生じています。不要不急の海外渡航及び滞在は控え,最新情報を航空会社に確認してください。

 なお,3月12から15日までエミレーツ航空が,臨時便を計画しています。

エミレーツhttps://www.emirates.com/media-centre/emirates-to-operate-special-flights-to-saudi/

4 日本国大使館はサウジ政府から,日本からの渡航者については,PCR検査証明書は不要であることを確認しています。他方,在東京サウジアラビア王国大使館は,全てのビザ発給を一時停止している旨案内しています。

5 サウジ政府の入国制限等に関する決定は日々見直しが行われており,頻繁に更新されていますので,引き続き慎重な対応をお願いいたします。

【問い合わせ先】

サウジアラビア日本国大使館

TEL:011-488-1100

FAX:011-488-0189

E-mail:consular-sec@rd.mofa.go.jp

在ジッダ日本国総領事館

TEL:+966-12-667-0676

FAX:+966-12-667-0373

E-mail:cgjapan@je.mofa.go.jp

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