新型コロナウイルスの発生に関する注意喚起(3月5日午前9時現在)

カナダ政府,各州保健局,日本国外務省・厚生労働省首相官邸等のウエブサイトから最新情報を収集し,感染予防や渡航情報の確認に努めてください。

1.概況

3月5日午前9時現在,カナダ国内ではBC州,オンタリオ州及びケベック州にて新型コロナウイルスの感染者が出ています。当館管轄内(アルバータ州サスカチュワン州マニトバ州,北西準州ヌナブト準州)では感染者は確認されていませんが,最新の状況についてはカナダ政府及び各州政府のウエブサイトを参照し,引き続き感染予防に努めてください。

カナダ政府:https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection.html

アルバータ州https://www.alberta.ca/coronavirus-info-for-albertans.aspx

サスカチュワン州

https://www.saskatchewan.ca/government/health-care-administration-and-provider-resources/treatment-procedures-and-guidelines/emerging-public-health-issues/2019-novel-coronavirus

マニトバ州https://www.gov.mb.ca/health/coronavirus/

北西準州https://www.hss.gov.nt.ca/en/services/coronavirus-disease-covid-19

ヌナブト準州https://gov.nu.ca/health

2.カナダ政府の対応等

(1)3月5日午前9時現在,カナダ政府は日本からの渡航者に対するカナダ入国制限措置は課していません。

(2)カナダ政府は,海外からカナダへ戻った旅行者に対し,カナダに入国してから14日間に熱,咳や呼吸困難の症状が出ないかをモニターし,もし,そのような症状があれば他人との接触を避け,各州の健康保健機関に電話で連絡するようアドバイスしています。

(3)症状のない場合でも,旅行先でコロナウイルス患者と接触した場合は,カナダ入国時に入国管理官に申し出る必要があります。

(4)症状のない場合でも,14日間以内に中国湖北省もしくはイランを訪問した者は自主的に他者との接触を断つように勧告しています。

(5)3月5日午前9時現在,カナダ政府ウエブサイト上では,日本における健康関連の注意レベルは「レベル2(特別の警戒を行うこと)」となっています。「レベル2」は,感染症の流行や,新しい疾患が発生した時などに発行されます。ニュースや政府からの最新の情報に常に注意することを推奨しています。また,日本旅行中は、人混みを避けること、病気の人、特に熱、咳や呼吸困難のある人との接触を避けること、現地の公衆衛生勧告に従うことが推奨しています。特に北海道は日本の他の地域に比べて感染リスクが高く,高齢者,免疫力の低下した人,基礎疾患のある人は重症化の危険があるとして北海道への渡航の延期を検討するようアドバイスしています。

カナダ政府トラベルアドバイス: 

https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection/latest-travel-health-advice.html

カナダ政府の日本渡航者向け注意喚起: 

https://travel.gc.ca/travelling/health-safety/travel-health-notices/216

3.当館管轄州(アルバータ州サスカチュワン州マニトバ州,北西準州ヌナブト準州)の対応等

(1)アルバータ州政府は中国,日本,香港,シンガポール,韓国,イタリアからの帰国者に対して、マニトバ州ヌナブト準州は感染確認国からの帰国者に対して、特別の注意喚起を行っています。帰国後14日以内に症状が出た場合には,他人との接触を避け,州保健機関に連絡するように勧告しています。加えて,アルバータ州政府は,旅行先で医療機関を訪問したことのある場合には,ヘルスリンク(811)に連絡してアドバイスを受けるよう推奨しています(上記1.のウエブサイトを参照ください)。

(2)アルバータ州政府は、学校や事業主向けの情報を上記ウエブサイト上で発信していますが、内容は一般向けのものと同様です。

A. 症状のない場合でも, 中国湖北省もしくはイランを訪問した者は自主的に14日間他者との接触を断つ。

B. 中国(湖北省以外)、日本,香港,シンガポール,韓国,イタリアから14日間以内に帰国した場合、症状が無ければ他人との接触を断つ必要はない。症状があれば、他人との接触を避け、ヘルスリンク(811)に連絡する。

C. 旅行先で、コロナウイルス疑いもしくは確診患者と接触があった場合、もしくは医療機関に行った場合は、ヘルスリンク(811)に連絡してアドバイスを受ける。

D. 症状がなく、上記A, Cのいずれにも当てはまらない場合は登校や出勤は可能であり、医師からの診断書は不要である。

(3)上記と関連して、カルガリー教育委員会(Calgary Board of Education)は、保護者向けの情報をウエブサイトで発信しています。内容は上記(2) A−Cと同様です。

https://cbe.ab.ca/news-centre/Pages/coronavirus-update-for-cbe-families.aspx

4.その他

(1)日本国外務省の海外安全ホームページにおいて,日本からの渡航者に対する各国での入国制限措置又は入国後の行動制限についての情報をアップデートしていますのでご参照ください。

海外安全HP:https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

(2)日本国政府新型コロナウイルス感染症対策の状況については以下を参照ください。

首相官邸http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html

カルガリー日本国総領事館

電話(403)294-0782

メールアドレス: consular@cl.mofa.go.jp

HP: https://www.calgary.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html