新型コロナウィルスに関する注意喚起(4)

●2月26日,アミーン保健相は,急速に拡大する新型コロナウィルス感染症対策として,モルディブへの(1)クルーズ船の入港禁止,(2)イランからの入国禁止,(3)韓国の一部地域からの入国禁止を発表しました。

1.モルディブ大統領府のプレスリリースより,2月26日,アミーン保健相は,上記の措置を決定した旨発表しました。また,26日現在,モルディブ国内に新型コロナウィルス感染症の感染者はいないとも述べました。

また,報道による同相の追加発言要旨は次のとおりです。

・この決定は当局が状況を検証するまで継続されます。

モルディブ国内の空港で,これまでに約14万7千人が新型コロナウィルス感染症の審査を受け,うち538人が審査後の監視を受け,更にこのうち37人が入国を拒否され送還(帰国)されました。

2.これまでのモルディブ側の対応は,要約すると以下のとおりです。

(1)中国への直行便の中止

(2)問診票の配布(空港で回収)及び空港でのサーモグラフィ・カメラ検査

(3)首都マレ市フルマレ島北部(造成地区Phase2)Farukolhufushiに隔離施設を設置

(4)首都マレ市のフルマレ病院,ダルマバンサ病院に病室等を用意

(5)首都マレ市のインディラガンジー病院(IGMH)で検査体制の整備

(6)罹患者が確認された国に渡航・在留するモルディブ人の在留登録の励行

(7)モルディブ保健庁は,24時間対応のコールセンター「1676」を設置

(8)2月3日より,当面の間,中国国内に滞在・トランジットをした外国人渡航者のモルディブへの入国拒否

(NEW)

(9)クルーズ船の入港禁止

(10)イランからの入国禁止

(11)韓国の大邱広域市及び慶尚北道清道郡からの入国禁止

3.一部の航空会社は,運航を見直し(運休,機体の変更)しており,移動の際には注意が必要です。

4.日本の厚生労働省は,新型コロナウィルス感染症に関する情報を提供しており,「帰国者・接触者相談窓口」を設置しています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

5. 日本の外務省は中国と韓国の一部地域に「感染症危険情報」を発出し,渡航を再考するよう呼びかけています。

(1)中国

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_009.html#ad-image-0

(2)韓国・大邱広域市及び慶尚北道清道郡

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_003.html#ad-image-0

6.当館からのお願い

●在留邦人の皆さまにおかれましては,十分ご注意の上,引き続き関連情報の入手に努め,手洗い等を励行し,感染防止に努めてください。

●3か月以上滞在される方は,「在留届」の届け出を,ご旅行の方は「たびレジ」登録を,お願いいたします。また,ご近所の方や同僚の方で,まだお済みでない方がいれば,恐縮ですがご案内いただけますよう重ねてお願いいたします。

(連絡先)

モルディブ日本国大使館

電話:+960-3300087

夜間・緊急:+960-7788492又は+960-7788471

電子メール:ryoujimale@mo.mofa.go.jp