チェコにおける新型コロナウイルス関連情報(その3:2月26日時点)

チェコ国内では新型コロナウイルスに感染の確定症例は報告されていません。

チェコ当局発表の最新情報

1 現在までのところ,チェコ国内では新型コロナウイルスに感染の確定症例は報告されていません。

 新型コロナウイルスは風邪と同様に咳やくしゃみなどの飛沫で感染するとされていますので,手洗い,うがい,人混みを避ける等の基本的な感染症対策に努めてください。

2 チェコ当局発表の最新情報

(1)チェコ国立保健庁ホームページの情報

 新型コロナウイルス感染地域からのチェコ入国者で,入国より14日以内に38度以上の発熱,咳,呼吸困難が生じた場合には,家にいて外出を控え,他人との接触を避けてください。その上で,主治医,緊急室又は最寄りの病院に電話で連絡を取り,健康状態と感染地域での滞在について通知し,医師の指示に従ってください。

(当館よりチェコ保健省に電話して確認したところ,現時点ではこの情報が全てであるとのことでした。なお,先方よりは感染地域よりチェコに入国した方で38度以上発熱等が無い方においても不要不急の外出は避けるのが望ましいとのアドバイスがありました。但し,お仕事,学校,その他外出等の事情のある方の行動までは拘束等制限するものではないとのことです。)

(2)チェコ外務省ホームページの情報

ア 昨日開催された安全保障会議での決定に基づき,チェコ国民は,感染拡大が確認される北イタリア地域への渡航を控えるよう勧告します。

イ イタリアのロンバルディア州の10都市及びベネト州の1都市が封鎖されており,同地域内へ出入りは禁止。これを遵守しない者は,イタリア当局より懲役若しくは罰金刑が課されます。

ウ 感染地域からの帰国者で,ウィルス感染の兆候が見られる者は,まずは医師に電話連絡し,指示を仰ぐよう勧めます。

エ ウィルス感染拡大の早さに鑑み,今後の状況次第では,感染地域での滞在者は同地域で14日間隔離される可能性もあります。

(3)報道情報(CTK)

 26日に招集された安全保障会議後,バビシュ首相は,同会議にて,イタリアのロンバルディア州及びベネト州への不要不急の渡航を控えるよう決定した旨述べました。

また,地域を問わず,海外渡航する際には,その渡航が不要不急のものであるか十分に考慮するよう呼びかけました。

【参考】

■海外安全情報(感染症広域情報:新型コロナウイルスに関する注意喚起)

厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス関連)

欧州委員会ホームページ(新型コロナウイルス関連)

チェコ保健省ホームページ(新型コロナウイルス関連)(チェコ語のみ)

※表の見方

(左から1列目)Datum hlaseni:公表日

(同2列目)Pocet testovanych s podezrenim na koronavirus:コロナウイルに感染した疑いがあり検査した者の数

(同3列目)Z toho pocet laboratorne NEGATIVNICH pripadu:そのうち検査の結果,陰性の者の数

(同4列目)Z toho pocet laboratorne POZITIVNICH pripadu:そのうち検査の結果,陽性の者の数

チェコ外務省ホームページ(チェコから海外への渡航者向け注意喚起)(チェコ語のみ)

(問い合わせ先)

○在チェコ日本国大使館

電話:+420 257 533 546(休館日を除く月〜金の08:30〜17:15)

メール:ryoji@ph.mofa.go.jp