オマーンにおける新型コロナウィルスの状況・対策(第3号)

【ポイント】

○2月24日,オマーン保健省は,オマーンでの最初の新型コロナウィルス感染を確認しました。

○同省は,改めて新型コロナウィルスの感染が確認されている諸国からの渡航者には,検疫手続きに従うよう,また,同諸国への渡航を避けるよう,求めています。

○同日,オマーン民間航空局は,オマーン・イラン間の全ての航空便を運休すると発表しました。

オマーン保健省は,上記の検疫については,その発表直後から既に実施しているとしていますが,現場での対応は一貫していないようです。

【本文】

1 2月24日,オマーン保健省は,オマーン国内で初めてとなる新型コロナウィルス感染を確認した旨発表しました。検査の結果陽性であると確認されたオマーン人女性2名は自宅において観察下にあり,容体は安定しているとのことです。

2 同省は,改めて新型コロナウィルスの感染が確認されている諸国からの渡航者に対しては,検疫手続きに従うよう,また,同諸国への渡航を見合わせるよう,求めています。また,同省は,更に石鹸や消毒剤での手洗いの励行に加え,咳・くしゃみの際には周囲に配慮し,挨拶の際には握手やノーズキッスは控えるとともに,風評に惑わされることなくオマーン当局から情報を入手するよう求めています。

3 同日,オマーン民間航空局は,オマーン・イラン間の全てのフライトを追って通報のあるまで停止すると発表しました。これを受けて,オマーン航空及び

サラーム航空は,24日からフライト予約受付停止となっています。

4 上記2の検疫措置については,保健省は同措置を発表した22日より実施しているとしています。但し,マスカット国際空港における対応を当館にて把握している限り,必ずしも,その通りに実施されている訳ではないようです。