新型コロナウイルスに関するサウジアラビアの対応(2月21日)

●2月21日,サウジ内務省旅券総局は,サウジ市民及びサウジ在住外国人のイランへの渡航停止を発表しました。渡航停止措置に違反した場合は,再入国を許可しないことになると指摘しています。

●サウジ保健省は,現在までにサウジ国内における新型コロナウイルス感染者は確認されていないと発表しています。

●大使館は,現時点で日本人や日本滞在歴のある外国人に対して入国拒否等の対応が取られているとの情報には接していません。

1 2月21日,サウジ内務省旅券総局は,サウジ国内で適用される保健規定の施行の枠内で,新型コロナウイルス予防のため,サウジ市民及びサウジ在住外国人のイランへの渡航停止を発表しました。また,公共衛生管理のため,イランへ渡航後,ウイルスの潜伏期間の最大期限(イラン出発から14日後)を過ぎた場合のみ,サウジ在住外国人のサウジ再入国は認められます。

 旅券総局の広報官は,渡航文書の規則条項は渡航停止措置に違反する全てのサウジ市民に適用され,14日間の検疫を受ける必要があり,また,イランへの渡航停止措置に違反したことが判明した場合,当該サウジ在住外国人は,再入国が許可されないことになる旨指摘した上で,サウジに到着するすべての渡航者に対し,過去2週間にイランへの渡航歴を開示するよう求めています(21日付,サウジ国営通信)。

https://www.spa.gov.sa/viewfullstory.php?lang=ar&newsid=2037641

2 サウジ保健省は,現在までにサウジ国内における新型コロナウイルス感染者は確認されていないと発表しています。また,引き続き,入国時の20日前までに中国への渡航歴がある場合は開示するよう求めています。

3 大使館は,現時点で日本人及び日本滞在歴のある外国人に対し,入国拒否等の措置が取られているとの情報には接していませんが,発熱,咳等の症状がある場合は渡航の是非を検討してください。また,万が一,長期拘束を伴う検疫を受けることになった場合は,大使館に連絡をお願いします。

サウジアラビア日本国大使館

TEL:011-488-1100

FAX:011-488-0189

E-mail:consular-sec@rd.mofa.go.jp

ホームページ:https://www.ksa.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※「たびレジ」簡易登録された方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

(了)