在留邦人の皆様へ:新型コロナウイルス対策に関するカザフ保健省公式発表(2月20日)

 2月20日,カザフスタン保健省は公式HP及びフェイスブックで,コロナウイルス対策強化にかかる2020年2月17日付け国家主任衛生医師令(注:名称が「副医師令」から「医師令」に変更)の改正を発表したところ,以下のとおりです。

1 2020年2月17日付けコロナウイルス対策強化にかかる国家主任衛生医師令に然るべき変更が加えられた。

2 省庁間委員会との合意により,国家主任衛生医師令が改正された。特に,コロナウイルス感染症の発症が深刻化している国(シンガポール,日本,タイ,韓国,香港,マカオ,台湾)から到着した国民は,カザフスタン入国日以降,滞在地で24日間の医療観察を受ける。その内の14日間は専門家による毎日の居住地往診で,10日間は専門家による遠距離モニタリングである。到着した者の滞在期間が同期間より短い場合,医療観察はカザフスタン滞在中の全期間に亘り実施される。

3 コロナウイルス感染症が数例確認されている国(マレーシア,ベトナム,ドイツ,オーストラリア,米国,UAE,カナダ,イタリア)から到着する者には滞在地における24日間の遠距離モニタリングが行われる。

4 中国から到着する者は,隔離病棟において14日間の検疫下に置かれ,退院後は滞在地における10日間の遠距離モニタリングが行われる。

5 コロナウイルス感染症の発症が深刻化している国から到着する公式及び政府代表団の長,公用旅券及び外交旅券保持者,航空会社パイロット及び乗務員の健康状態は遠距離で24日間観察される。

6 コロナウイルス感染症は世界各国,特に東南アジアにおいて拡大を続けている。医療機関により,1月6日以降に中国から到着した者の健康状態の居住地におけるモニタリングが実施されている。全体で23,801名がモニタリングされ,23,647名がモニタリングを終了した。直近14日間に(中国から)到着した789名及び病院に搬送された者と接触した165名が医療観察下に置かれている。

7 2月20日時点で165名が発熱及び急性呼吸器系ウイルス感染症により病院へ搬送された。158名が退院し,7名が入院中である。患者の状態は満足のいくものである。524名のカザフスタン国民及び外国人が14日間の病棟における検疫及び観察を終了した。

8 本20日までに,カザフスタンにおいてコロナウイルス感染例は確認されていない。世界のコロナウイルス感染者及び死者数増加の中において,カザフスタン国民の健康のため,検査,予防措置の強化が実施及び遵守される。

9 保健省は,カザフスタン永住者と上記に列挙した国から到着した者に対し,お互い最大限接触を控え,自宅検疫に従うことを推奨する。これは自分と自分の近しい人のためである。問題が生じた場合や支援が必要な場合は24時間体制のコールセンター(1406)が機能している。

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047