【緊急】北部国境地帯における警察署襲撃事件の発生

・9日午前2時頃、ブルキナファソ国境に近いKeremouにおいて、警察署が武装した正体不明者に襲撃され、警察官に死傷者が出た模様です。

・事件発生地周辺は、危険レベル3(渡航中止勧告)のエリアに指定されています。外国人の誘拐のほか、今回のようにベナン側に越境してきたと思われる武装組織による襲撃が発生する恐れがありますので、絶対に立ち入らないでください。

報道では、当時警察署には4名の警察官がおり、襲撃により2名の死傷者を出したとのことです。また、犯人は警察官の武器を奪い、警察署に放火して逃走したとのことです。

犯人の正体は不明であり、犯行の動機は明らかにされておりません。発生場所についても、物理的な国境検問所となるのか、ベナン側領土を更に南下した地点になるのか等不明な点が多くあります。しかしながら、犯人は「アッラーは偉大なり。」と叫んでいたとの情報もあり、テロ事件の可能性は否定できません。

ベナンの北部国境地帯の渡航情報は、以下のとおりです。

ブルキナファソ東部,ニジェール南西部との国境地域(パンジャリ国立公園,W国立公園,パンジャリ及びアタコラ狩猟区域)及び隣接するトーゴとの国境地域(タンギエタ,マテリ,グアンデを結ぶ線以北)

 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告

ニジェール南西部(上記レベル3地域以外),ナイジェリア北西部との国境地帯(バニコアラ,カンディ,セバナ,カラレ,ニッキ,チャウル以東)

 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。

トーゴ北東部との国境地帯(タンギエタ,マテリ,グアンデを結ぶ線以南,ブクンベ以北)

 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。

当地では、特に北部の国境管理は十分に行き届いているとは言えず、かねてから周辺国からの武装組織の侵入が懸念されております。昨年5月には、パンジャリ国立公園において、フランス人観光客の誘拐事件が発生し、本件発生地はパンジャリ国立公園とW国立公園の境界付近と思われます。

皆様にはご理解をいただき、ご自身の安全のため、これらの地域には絶対に立ち入ることのないようお願いいたします。

(現地大使館連絡先)

○在ベナン日本国大使館

住所:Zone Residentielle de Cotonou sis a Djomehountin, 12eme arrondissement, COTONOU, BENIN(郵便物宛先:Ambassade du Japon 08 B.P.283 Tri Postal, Cotonou, Benin)

電話:(市外局番なし)21-30-59-86  (執務時間外・緊急の場合)97-97-56-99

国外からは(国番号229)21-30-59-86

FAX:(市外局番なし)21-30-59-94

国外からは(国番号229)21-30-59-94

ホームページ:https://www.bj.emb-japan.go.jp/j/

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