新型コロナウイルスに関するカザフスタン首相府発表(2月5日)

 2月5日,サパルバエフ副首相は,カザフスタン国内におけるコロナウイルスの発生・拡散阻止に関する省庁間委員会の定例会合を開催したところ,概要は以下のとおりです。

1 ビルタノフ保健大臣によれば,5日時点でカザフスタン国内でのコロナウイルス感染による症例は確認されておらず,対中国境上の全通過拠点において衛生・感染症管理が継続され,これにより本年1月6日から2万1,800人が検査を受けた。同大臣は,「本年2月5日時点で発熱した者が104名搬送され,うち71名は既に退院している。病棟に残っているのは33名で,全員に対しコロナウイルス検査が実施され,結果は陰性であった」と報告した。

2 検疫所には,前日に武漢市から避難したカザフスタン国民が83名残っている。臨床検査においてコロナウイルスへの感染は確認されなかった。ヌリシェフ第一外務次官は,現在中国国内に559名の学生を含む780名のカザフスタン国民がおり,うちカザフスタンへの移送を希望する者は427名,その他の者は中国に留まることを希望している。外務省は,外交ルートを通じ我が国の国民の帰国可能性を検討していると発表した。

3 本年2月3日以降の中国行きの航空チケットを購入している旅客に対しては,購入した場所でチケットの返金または変更が可能である。カマリエフ産業インフラ発展省次官は,本件に関し問題はないと確言した。

4 このほか,同会合においてはカライチディ内務省次官,ベクシン国家主任衛生医師,またアルマティ州,東カザフスタン州,ヌルスルタン市及びアルマティ市の各副知事・副市長が実施した取組みについて報告を行った。

5 サパルバエフ副首相は,本会合を総括して,コロナウイルスの発生・拡散の阻止に関する一連の具体的な課題を指定し,全部局が特別体制で取組みを継続する必要があると指摘した。

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

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"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

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FAX :+7 (7172) 977-842

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電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047