新型コロナウイルスへのコンゴ(民)政府の対応

● 28日,コンゴ(民)保健省は新型コロナウイルスに対する予防措置として,全ての渡航者に対する監視,検査のため空港における警戒強化策を決定しました。

● 29日現在,コンゴ(民)における新型コロナウイルス感染症例は確認されていませんが,感染は世界的な広がりを見せており,当地においても感染症例が報告される可能性があります。

● 関連報道に十分留意しながら,必要な予防策の徹底を心掛けてください。

1 28日,コンゴ(民)保健省は,中国湖北省武漢市で発生し,世界各地で感染症例の報告が続く新型コロナウイルスの国内での流行防止のため,緊急対策会議を開催しました。会議では,空港におけるサーマルカメラによる体温測定エリアの設置,中国から来る全ての渡航者,特に武漢からの渡航者の空港職員への報告義務づけなどの警戒強化策とともに,コミュニティレベルで以下の対策を推奨することを決定しました。

  ・石けんときれいな流水で定期的に手を洗う。

  ・洗っていない手で目,鼻,口に触れない。

  ・咳やくしゃみをするときは,鼻や口をティッシュやハンカチかひじの内側で覆う。

  ・肉をよく煮て調理する。

  ・インフルエンザのような症状のある患者との密接な接触を避ける。

  ・上記症状を訴える患者がいたら,直ちに最寄りの保健センターに相談する。

  

2 新型コロナウイルスは,最大14日の潜伏期間を経てインフルエンザのような症状で発症し,予備的な調査では,高齢者や健康上の問題により免疫機能が低下している方が肺炎を発症した場合,重症化しやすいことが示唆されています。現在判明している情報では,感染しやすさや致死率は,それほど高くないとの見解もあるものの,未だ全容は明らかになっていません。

現時点でワクチンや有効な治療法はありません。人から人へは,飛まつ感染や接触感染により伝播すると考えられることから,人混みを避けるとともに,上述の予防策を講じることや状況に応じてマスクを正しく装着することが重要です。

3 29日現在,コンゴ(民)における新型コロナウイルス感染症例は確認されていませんが,コンゴ(民)と中国との渡航は活発であること,当地の医療レベルを鑑みた場合,先進国のような診断と治療は困難であること,感染が世界的な広がりを見せていることから,今後感染症例が発生する可能性があります。

4 皆様におかれましては,関連情報に十分留意しながら,必要な予防策の徹底を心掛けてください。

(参考)

○外務省海外安全ホームページ新型コロナウイルスに関する注意喚起(その3)

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C019.html

厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルスに関するQ&A

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

国立感染症研究所ホームページ:コロナウイルスとは

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html

厚生労働省ホームページ:正しい手の洗い方

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/poster25b.pdf

厚生労働省ホームページ:咳エチケット

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html

(本件担当)

コンゴ民主共和国日本国大使館

医療担当 浅川(+243 81 880 5582)

領事担当 上島(+243 81 880 5912)

出発前には海外安全ホームページをチェック!

https://www.anzen.mofa.go.jp/

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