新型コロナウイルスに関する注意喚起(台湾における新たな感染症例の発表(8例目))

 28日,衛生福利部疾病管制署のプレスリリースにおいて,中央流行疫情指揮中心(感染症指揮センター)は,台湾域内で感染した患者が1名初めて確認され,これにより台湾における累計感染症例は8例となった旨,当該感染者は5例目の感染者(昨年10月下旬から本年1月20日まで武漢渡航歴のある台湾中部の50代女性)の同居家族である50代男性で家庭内感染と判断される旨発表しました。同プレスリリースによると,当該男性の病状は安定しており,病院及び地方衛生部門は既に関連の処置プロセスに基づいて予防治療を実施しているとのことです。

 指揮センターの統計では,新型コロナウイルスに関し,累計で578名の通報があり,上記のとおり確定診断8名,321名が感染していないと判明,残りは検査中(一次検査陰性75名,その他は結果待ち)となっているとのことです。

 衛生福利部は,手洗いの励行・マスクの着用等の衛生対策の実施,市場や人混みに近付かない,野生動物との接触を避ける等の注意喚起を行っている他,海外から台湾に戻った後14日以内に発熱・咳等の疑わしい症状がある場合には,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(いずれも中国語・英語のみ)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,速やかに医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。

 なお,同部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。

<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw

 邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。

(以上)