新型コロナウイルスに関するカザフスタン首相府発表(1月26日14:52配信)

トカエフ大統領のツイッターでの指示(26日9:00配信)に基づき,マミン首相は26日,新型コロナウイルスの拡散防止及び予防措置の問題に関する政府緊急会合を開催したところ,概要は以下のとおりです。

1 マミン首相は,カザフスタン領域における新型コロナウイルスの拡大防止及び予防措置の問題に関する会合を開催した。ビルタノフ保健大臣,アタムクロフ産業インフラ発展大臣,ライムクロヴァ文化スポーツ大臣,ヌリシェフ外務第一次官,ベクシン主任衛生医師,ディリマノフ国境警備局長,アルマティ州及び東カザフスタン州幹部が現在の状況及び対応策について報告を行った。

2 マミン首相は「トカエフ大統領は,中国からカザフスタン領域への新型コロナウイルス拡大防止にかかる断固たる組織的措置を講じるよう指示した」と述べた。

3 会合の結果,マミン首相は以下の予防措置を講じるよう指示した。

(1)空路,道路,及び鉄道輸送機を含む国境通過拠点における衛生・伝染及び移民コントロールを強化すること。

(2)中国から到着したすべての人物に対し,滞在地における医療モニタリングを実施すること。

(3)感染状況が悪化した場合,医療機関が国民への必要な支援を実施できる準備を確保すること。

(4)公用出張による中国渡航を制限し,個人的理由及び観光目的の渡航を控えるよう勧告すること。

(5)カザフスタンにおける,中国からの渡航者に対する72時間の査証免除措置を停止すること。

(6)国境協力国際センター「ホルゴス」のカザフスタン部分の活動を一時休止すること。

(7)中国在留カザフスタン国民に対する領事及びその他の支援を強化すること。

(8)中国及びその他の関心ある国の然るべき政府機関との間で,新型コロナウイルス拡大防止にかかる活動の調整を目的とした,必要な相互協力体制を設置すること。

(9)必要な場合には,武漢市に在留するカザフ人学生及びその他のカザフスタン国民の緊急脱出を確保すること。

(10)新型コロナウイルスカザフスタンにおける拡大防止にかかる行動計画を策定するため,サパルバエフ副首相を議長とする政府間委員会を設置すること。

(何かあった場合の問い合わせ窓口)

○在カザフスタン共和国日本国大使館

住所:5th floor, Kosmonavtov Street 62, micro-district

"Chubary", Nur-Sultan, 010000, Republic of Kazakhstan

電話:+7 (7172) 977-843

FAX :+7 (7172) 977-842

○日本外務省領事サービスセンター

電話:(代表)+81-3-3580-3311(内線)2902,2903

(日本外務省関係課室連絡先)

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐事件を除く)

(内線)2851

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐事件等)

(内線)3047