新型コロナウイルスに関する注意喚起(台湾における新たな感染症例(2例))

 24日,衛生福利部は,台湾において新たに2例の感染者を確認し,これにより累計感染症例が3例となった旨,当該感染者は50代の中国籍女性と50代の台湾籍男性であり,両名とも1月21日に入境,武漢に旅行歴,居住歴があった旨発表しました。25日には同部より,新型コロナウイルスについては,現在までに計193名の通報があったが,上記のとおり3名に確定診断がなされ,64名は感染しておらず,126名が隔離検査中(46例が一次検査で陰性,その他は検査待ち)であることが公表されています。

 また,25日,衛生福利部は,第3級「警告」(Warning)の防疫レベルの範囲をこれまでの武漢市から中国湖北省へと拡大し,不必要な渡航は避けるように要請すると共に,中国大陸のその他の各省市の防疫レベルについても第2級「警示」(Alert)に引き上げ,防疫措置を強化した旨を発表しました。

 衛生福利部は,手洗いの励行・マスクの着用等の衛生対策の実施,市場や人混みに近付かない,野生動物との接触を避ける等の注意喚起を行っている他,海外から台湾に戻った後14日以内に発熱・咳等の疑わしい症状がある場合には,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(いずれも中国語・英語のみ)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,速やかに医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。

 なお,同部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。

<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw

 邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。

(以上)