新型コロナウイルスに関する注意喚起(当地衛生福利部の対応)

 23日,衛生福利部下の中央流行疫情指揮中心は武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について,疫情(疫病情況)レベルを従来の3から2に引き上げ,衛生福利部長が直接指揮をとる体制となった旨発表しました。

 先のメールでお伝えしておりますとおり,衛生福利部は武漢市の感染症危険レベルを3段階のうち最も高い「警告」に引き上げ,同市への不要不急の渡航は控えるよう呼びかけています。

 また,日本外務省は,23日10時から,武漢市全域の公共交通機関等の暫定的な営業停止が発表されたこと等を考慮し,武漢市の感染症危険情報について「不要不急の渡航中止」を呼びかけるレベル2(4段階のうちの第2段階に当たる)に引き上げた旨発表しました。なお,中国における武漢市以外の地域に関しては,「十分注意」を呼びかけるレベル1(4段階のうちの第1段階に当たる)を継続するとのことです。

 衛生福利部は,手洗いの励行・マスクの着用等の衛生対策の実施,市場や人混みに近付かない,野生動物との接触を避ける等の注意喚起を行っている他,海外から台湾に戻った後14日以内に発熱・咳等の疑わしい症状がある場合には,無料の伝染病予防ライン1922または0800-001922(いずれも中国語・英語のみ)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,速やかに医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。

 なお,同部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。

<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw

 在留邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。