【ポイント】
●明日12月5日(木)から8日(日)まで「リヨン光の祭典」が行われます。
●ローヌ県庁は、1200人の治安部隊を動員し、ヘリコプター巡回警備に加え、爆弾処理班、消防隊の船、機動隊の船、爆弾探知犬、ドローン監視隊を配置するなど、光の祭典期間中の治安強化措置を発表しました。
●他方、フランス全国で行われる大規模ストライキも同時に始まり、「黄色いベスト運動」のデモも昨年より小規模となりましたが、依然活動が続けられています。
【本文】
1 光の祭典期間中、3つの治安ゾーン(プレスキル地区、フルビエール地区、テットドール公園)が設けられ、これらのゾーンでは入場制限とセキュリティチェックが行われます。18時以降、自転車とキックボードを含む車両の通行が禁止される他、駐車場の利用も制限されるようです。
2 光の祭典公式サイトによると期間中の観客動員数は延べ180万人で、リヨン最大の行事です。昨年のストラスブールで起きたクリスマス・マーケットでのテロ事件、フランス革命記念日を祝う花火を見物する客を狙った2016年のニース・テロ事件など、不特定多数の人が集まる大規模イベントはテロ等の標的となる可能性があります。
3 リヨンでは、今年5月に爆破爆発事件が起きたことから、ローヌ県知事もテロの脅威に懸念を示しています。不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、外出の際には周りの状況に十分注意してください。
4 リヨン地域におけるストライキの実施について、SNCF(フランス国鉄)を始め、学校、清掃業者、エアフランス航空の参加が報じられております。本件については、以下の在フランス日本国大使館の注意喚起も併せてご参照ください。TCL(リヨン公共交通局)は地下鉄、トラム、ケーブルカーは通常通り運行するようですが、バスの運行難が多少見られるようです。なお、ローヌ県庁は光の祭典期間中における治安ゾーンでのデモ活動を禁止しています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=76962
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