ジャマイカにおけるデング熱の流行

12日,ジャマイカ保健福祉省は,本年に入り11月6日の時点で,6,114件のデング熱の症例(疑いのあるケース,推定されるケース,確認されたケースを含む)が認められると発表しました(2018年は345件)。

蚊に刺されないための対策を講じ,デング熱に罹患しないようご注意ください。

1 ジャマイカ保健福祉省によるデング熱に関する注意事項は以下のとおりです。

(1)デング熱に特定される症状

通常:

突然の発熱,頭痛,目の後ろの痛み,筋肉痛,骨または関節の痛み,皮膚の発疹,嘔吐または吐き気

重度:

(以下の症状とともに,デング熱のすべての症状があらわれる場合があります。)

激しい腹痛,持続的な嘔吐,口・鼻・または他の異常な場所からの出血,血便または黒い粘着性の便,めまい,無気力または不安感,皮膚の下の小出血,息切れまたは呼吸困難

(2)デング熱にかかったと感じた場合

○ヘルスセンターまたは医師を訪問し,与えられた指示によく従うこと

○休息をとること

○水分をたくさん採ること

○パラセタモール鎮痛剤のみを使用すること

○出血のリスクが高まる可能性があるため,アスピリンイブプロフェン,その他の抗炎症薬など,他の鎮痛剤を服用しないこと

(3)蚊を繁殖させないための対策

○「覆う」

水の保存容器は,しっかりと覆うこと

○「濡らさない」

容器は濡らさないこと

−屋根のある場所に保管する

−定期的に空であることを確認する

−裏返しておく

○「清潔に」

空にしてよく洗うこと

−花瓶, 冷蔵庫の縁,ペットのえさ入れなど少なくとも週に2回。

−水を入れる容器の水は毎回替える

○「埋める」

花鉢のような容器や植木の穴は,土や砂で埋めること

○「穴を開ける」

缶やそのほかの容器に水をためないよう穴を開けること

○「再利用/廃棄」

古いタイヤ,プラスティック容器,ココナッツの殻,空き缶,そのほか不要なもので水をためてしまうものを取り除くこと

(4)蚊に刺されないための対策

○DEET,IR3535,PICARIDINE成分入りの虫除けを使うこと

○モスキートネットを使うこと

○蚊の殺虫剤を使うこと

○ドアや窓にスクリーンを取り付けること

○(水が溜まる)容器に穴を開ける,あるいは廃棄すること

詳細は以下をご確認ください。

○ジャマイカ保健福祉省

https://www.moh.gov.jm/dengue-facts/

https://www.moh.gov.jm/dengue-facts/media/Prevent%20Dengue%20Brochure.pdf

2 また,以下のサイトもご参照ください。

厚生労働省検疫所(FORTH) 感染症についての情報「デング熱

 http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name33.html

国立感染症研究所 「デング熱

 http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ta/dengue.html

11月13日

在ジャマイカ日本大使館

Embassy of Japan in Jamaica

NCB Towers, North Tower, 6th Floor, 2 Oxford Rd, Kingston 5

tel:1(876)929-3338/9 fax:1(876)968-1373

http://www.jamaica.emb-japan.go.jp/

(緊急時:*FM radio: 87.9Mhz)