パリ市内の犯罪件数の増加

●2019年1月〜9月までのパリ市内犯罪発生件数を数値化したところ,暴力を伴う犯罪件数が増加傾向にある旨報じられています。

●大使館に報告のあった邦人の犯罪被害件数も増加しています。特にパリ市内ではスリ,置き引きなどの一般犯罪が多発していますので,十分注意してください。

1.2019年1月〜9月までのパリ市内犯罪発生件数を数値化したところ,暴力を伴う犯罪件数が急激に増加している旨報じられています。特に以下の地区での犯罪被害が増加していると報じられています。

(1)暴力被害(盗難を目的とした被害を含む)

 2019年1月から9月までに35,000件以上発生。2018年の同時期に比べて9%上昇。特に4区と1区における発生件数が著しく増加している。

4区:9ヶ月間で70%の上昇(特にマレ地区,市庁舎付近)

1区:9ヶ月間で40%の上昇(特にチュイルリー公園,ルーブル美術館付近)

(2)器物損壊被害

 昨年に比べて13%上昇(2018年159,000件→2019年180,000件以上)。これは,一日に平均650件以上もの器物損壊事件が発生している計算になる。特に2区(27%上昇),4区(31%上昇),7区(25%上昇)で被害数が増加している。

(3)車両関係の事件

 二輪車(自転車,スクーター,バイク等)の窃盗は17.1%上昇。車上荒らしは8,4%上昇。

(4)空き巣被害

 パリ市内全体で7.2%の上昇。特に16区(21%上昇),8区(35.3%上昇),12区(42.5%上昇),18区(47.1%上昇)で急増している。

(5)公共の場における事件

 侮辱等の暴言・脅迫行為は4.7%上昇,喧嘩・乱闘は2,500件以上で8.3%上昇している。

2.大使館に報告のあった邦人の犯罪被害件数も増加しており,2019年1月〜9月までに447件の被害報告を受けています(2018年の同時期は362件)。特にパリ市内ではスリ,置き引きが多発しています。大使館ホームページ安全情報に犯罪被害事例等を記載していますのでご参照の上,十分注意してください。

https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzenjoho.html

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