【安全情報:ミシガン州オークランド郡ロイヤルオーク市等】水道水の鉛含有量の上昇について

ミシガン州ロイヤルオーク市は、10月29日,市内で実施した水質調査の結果,一部地域のサンプルで水道水内の鉛含有率がミシガン州の対策基準を超えていたと発表しました。同市によれば,この発表は,更なる水質調査の実施や大規模な公衆教育キャンペーンを含め今後市として取り組みを行っていくことを示すものとのことです。ロイヤルオーク市は,本件を踏まえて特別サイト(www.romi.gov/leadtesting)を作成しており,住民がどの水道サービスを利用し,自宅の水道管がどんな素材で出来ているかを確認する方法(https://royaloakmi.seamlessdocs.com/f/LeadTesting)も含めた情報を紹介しています。詳細については,ロイヤルオーク市等関連ホームページを確認の上,引き続き情報収集等に努めてください。

1. ミシガン州ロイヤルオーク市は,10月29日,市内で実施した水質調査の結果,一部地域で採取したサンプルにおいて,鉛含有率がMichigan Safe Drinking Water Act(1976年に制定された公共の水供給システムを監督する州の法律,以下MSDWAとする)の規制値を超えていたと発表しました。この調査は,鉛を含む給水管を使用して給水している市内の30箇所で行われ,そのうち8カ所で15ppb(水1000t中15g)という規制値を超えていたとのことです。同市は,MSDWAの対策基準は健康に基づく基準ではなく,同基準を超えたことがMSDWAの違反になるものではないと説明しております。また,この発表の目的が,更なる水質調査の実施や大規模な公衆教育キャンペーンを含めた市の取り組みを示すものであり,飲料水が危機的な状況になっているわけではない

としつつも,水質改善を望む地域住民と共に水質改善に取り組んで行くとのことです。

2. ロイヤルオーク市によると,鉛を含む古い配管内などに長時間水が留まると,水道水内に鉛成分が浸透するため,鉛を使用している給水管を利用している家庭では水道水の鉛含有量が高くなる危険性があるとのことです。同市は,以下のような鉛混入を軽減させる方法を紹介しています。

○ 使用前に水を流す

○ 飲料水内の鉛含有量量を減らすためにフィルター使用を検討する

○ 飲み水,ベビーフードも含めた調理にお湯を使わない

○ 水の煮沸は鉛の含有量を軽減しない

○ 蛇口の通気装置を清潔にしてゴミを取り除く

○ 自宅が鉛の給水管を利用しているか確認する

○ 水質検査を実施する

なお,報道によれば,ロイヤルオーク市における水道水内の鉛含有率の上昇は,オークランド郡内において10月以降バーミンガム,ホワイトレーク,オークパーク,ヘーゼルパークに次いで5番目のケースとなっています。

3. ロイヤルオーク市は,本件を踏まえて特別サイト(www.romi.gov/leadtesting)を作成しており,住民がどの水道サービスを利用し,自宅の水道管がどんな素材で出来ているかを確認する方法(https://royaloakmi.seamlessdocs.com/f/LeadTesting)も含めた情報を紹介しています。

問合せ先

ロイヤルオーク市のホットライン 248−246−3999

参考リンク

○ロイヤルオーク市ホームページ

www.romi.gov/leadtesting

https://www.romi.gov/DocumentCenter/View/25195/PRESS-RELEASE-Royal-Oak-Responds-to-Lead-Testing-Results----FINAL?bidId=

https://www.romi.gov/DocumentCenter/View/25192/Royal-Oak---Lead-and-Copper-PA---FINAL

www.romi.gov/leadtesting

https://royaloakmi.seamlessdocs.com/f/LeadTesting

ミシガン州ホームページ

https://www.michigan.gov/MILeadSafe

オークランド郡のホームページ

https://www.oakgov.com/health/information/Pages/Lead-and-Drinking-Water.aspx

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