【継続・注意】9日現在の状況(ストライキ・デモ)、夜間立入禁止令の概要

エクアドル在留の皆さま

(旅行者の皆さま)

 9日10時現在,全国各地で一部主要道路の封鎖,公共バスなど交通機関の停止及び先住民組織等による抗議活動が継続しています。特に,大統領が現在所在するグアヤキル市内では,デモの侵入を防ぐため,サンボロンドンやドゥラン地区などの道路が,治安当局により封鎖されています。

 また,昨日8日には,夜間の特定施設周辺に対する立入禁止令が発令されました。これは,非常事態宣言の期間内(30日間に縮小)に適用され,20時〜5時までの間,国内全域における政府主要機関,軍や警察施設,エネルギーやライフライン関連施設等周辺への立入りを規制するものです。事態が沈静するまでの間は,不要不急の外出を控え,安全の確保に特段の注意をお願いします。

 キト市内では,昨日夜までに一万人規模の先住民組織等が集結し,一部過激行為を伴う抗議活動を展開していましたが,治安当局の規制により,本日は一時沈静している模様です。政府に対する反対勢力は,グアヤキルに集中し,抗議活動を強める様相であり,軍や警察による警戒が強化されています。

 依然として国内全域が極めて不安定な情勢にあります。引き続き,治安情勢に関する最新情報を入手し,不測の事態に巻き込まれないようにしてください。不要不急の移動を控えるとともに,万が一,デモや群衆に遭遇した場合には,直ちにその場から離れ,安全な場所へ避難してください。また,混乱に乗じた強盗,略奪行為,粗暴犯の横行や混乱を煽るようなフェイクニュース等も散見されていますので,併せて注意してください。

【スポット情報】緊縮財政政策に反対する大規模な抗議活動に関する注意喚起

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