海外安全対策情報(令和元年度第2四半期(7−9月))

令和元年度第2四半期のタイの治安,一般犯罪等に関する情勢傾向を報告します。安全対策等を考える際の参考にしてください。また,当館ホームページ・海外安全情報も随時掲載・更新していますので,併せて御確認ください。

【参考】https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

1 社会・治安情勢等「タイ深南部テロ情勢」

今期,タイ深南部(ヤラー県,パッタニー県,ナラティワート県,ソンクラー県)では,イスラム武装勢力が関係すると思われる銃器,爆発物を使用したテロが,月平均約8件発生しており,令和元年度第1四半期から月平均1件減少しています。

ヤラー県,パッタニー県,ナラティワート県,ソンクラー県の一部(ジャナ,テーパー,サバヨーイ各郡)については,外務省より危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」が出されていることから,これらの地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_007.html#ad-image-0

2 犯罪傾向等

(1)犯罪傾向

令和元年度第2四半期中の邦人犯罪被害として,58件の届出がありました。前四半期と比較して1件減少しました。

(2)邦人事件簿 

7月には昆虫をタイ国内に密輸しようとした疑いにより逮捕された事案,8月には不法滞在により逮捕された事案,9月には違法薬物所持により逮捕された事案等が発生しています。

(3)その他注意事項

7月には邦人が地下鉄スクンビット駅付近で見知らぬ者に囲まれ,現金やキャッシュカード等が盗難された事案,8月には邦人がバンコクにおいて野犬に噛まれた事案,9月には邦人がバンコクにおいて抱きつきスリの被害に遭った事案が発生しています。

3 テロ・爆弾事件発生状況

令和元年度第2四半期中,邦人被害にかかる事件はありませんでしたが,8月初旬に首都バンコクに所在する公共施設や商業施設等において,連続爆発・放火事件が発生しています。

4 誘拐・脅迫事件発生状況

令和元年度第2四半期中,邦人被害にかかる事件はありません。

5 日本企業の安全に関する諸問題

令和元年度第2四半期中,日本企業の安全に関する諸問題はありません。

(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

 電話:(66-2)207-8500,696-3000

 FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

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◎在留届を提出されている方は,記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やemailアドレスの追加・変更等),または帰国・転出等があれば必ずお知らせください。

◎在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録(「たびレジ」)を,ぜひ活用してください。登録者は,滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡の受け取りが可能です。

・たびレジ:http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

◎緊急事態が発生した際,携帯電話のショートメッセージサービス(SMS) を利用し, 在留届や「たびレジ」に登録のあった携帯電話番号に当館より関連情報を送信したり,返信を求める事により安否確認を行う場合があります。本システムでは,原則タイの国番号(+66)を使用し,メッセージは半角英数字(ローマ字)で送信します。

・運用開始について:https://www.th.emb-japan.go.jp/files/000388576.pdf

・よくあるご質問:https://www.th.emb-japan.go.jp/files/000388577.pdf