ハリケーン「Dorian」に関する注意喚起

●ハリケーン「Dorian」の今後の進路・勢力に注視し,事前の対策をご検討ください。

DC,VA州,MD州の在留邦人,旅行者の皆様へ

1 バハマ北部の諸島に甚大な被害をもたらしているハリケーン「Dorian」は,5段階の分類で最も強い「カテゴリー5」の勢力を維持したまま,明日3日(火)未明から早朝にはフロリダ半島に最接近し,その後東海岸沿いを北上する見通しです。ハリケーンの接近に伴い,フロリダ,ジョージアサウスカロライナノースカロライナの各州は,事前の備えとして既に非常事態を宣言しており,フロリダ州の沿岸地域では避難命令が発令されています。

2 今後のハリケーンの進路・勢力については引き続き気象予報を注視する必要がありますが,現時点の予報によれば,今週後半にかけてハリケーンの勢力は弱まるものの,バージニア州南東部およびメリーランド州沿岸部は,6日(金)にはハリケーンの影響下に入る見通しです。また今後の進路次第では,その他の地域にも影響が及ぶ可能性があります。

3 ハリケーンは,強風による直接的な被害のほか,沿岸部においては強風と強力な低気圧による高潮災害,内陸部においては大雨による土砂災害や河川付近での鉄砲水被害等を引き起こします。また,これらにより,建物の倒壊や浸水,停電や断水といったライフラインの断絶,交通・通信インフラの寸断,飲料水や食料品,燃料の不足等が発生する可能性があります。

4 在留邦人,旅行者の皆様におかれては,今後のハリケーンの進路・勢力および関係機関からの注意喚起等について各自情報収集に努めるとともに,万一に備え,事前の対策を講じることをご検討ください。

○米ナショナル・ハリケーン・センター

https://www.nhc.noaa.gov/refresh/graphics_at5+shtml/095412.shtml?cone#contents

○当館作成「ハリケーン対策」

 https://www.us.emb-japan.go.jp/j/download/Hurricane_Taisaku_201905.pdf

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■在アメリカ合衆国日本国大使館

住所:2520 Massachusetts Avenue N.W., Washington D.C., 20008, U.S.A.

電話:202-238-6700(代表)

HP:https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html