感染症危険情報レベルの引上げ(エボラウイルス病の発生状況)

● 18日、日本国外務省は、コンゴ(民)全域の感染症危険レベルをレベル2「不要不急の渡航は止めてください」に引き上げました。

● エボラウイルス病が発生している北キブ州とイツリ州は、日本国外務省海外安全情報で危険情報レベル4「退避勧告」を発出しております。引き続き、同地への渡航は絶対に止めてください。

1 17日、世界保健機関(WHO)は、コンゴ(民)におけるエボラウイルス病の発生状況について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言したことにより、18日、日本国外務省は、コンゴ(民)全域の感染症危険レベルをレベル2「不要不急の渡航は止めてください」に引き上げました。

詳細は以下のリンク先をご確認ください。

(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2019T055.html

(携帯)==> http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbhazardinfo_2019T055.html

2 WHOがPHEICを宣言するのは史上5度目であり、現在、北キブ州の州都ゴマでエボラウイルス病の1例の陽性確定例が確認されるなど、今後も発症地域、発症者が拡大することが懸念されます。

3 エボラウイルス病が発生している北キブ州とイツリ州は、日本国外務省海外安全情報で危険情報レベル4「退避勧告」を発出しております。引き続き、同地への渡航は絶対に止めてください。

4 エボラウイルス病は,エボラウイルスが引き起こす,致死率が高い極めて危険な感染症です。患者の血液,分泌物,排泄物などに直接触れた際,皮膚の傷口などからウイルスが侵入することで感染します。ヒトからヒトへの感染は,家族や医療従事者による患者の看護や葬儀の際の遺体への接触を通じて起こることが報告されています。

 現在,安全性や有効性が確立された予防のためのワクチンや治療薬は存在せず,治療は対症療法が基本となります。潜伏期間は2日から21日(通常は7日程度)で,発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・食欲不振などに始まり,嘔吐・下痢・腹痛などの症状があります。更に悪化すると,皮膚や口腔・鼻腔・消化管など全身に出血傾向がみられ,死に至ります。

5 アルコール消毒や石けんなどを使用した十分な手洗いを行うとともに,エボラウイルス病の患者(疑い含む)・遺体・血液・嘔吐物・体液や動物に直接触れないようにすることが重要です。

 エボラウイルス病に感染しないよう,以上を参考に,感染者が発生している地域には絶対に近付かないようにし,感染者又は感染の疑いがある人との接触は避け,野生動物の肉(bush meatやジビエと称されるもの)を食さないなど,エボラウイルス病の感染予防を心がけてください。

(本件担当)

コンゴ民主共和国日本国大使館

医療担当 尾崎(+243 81 880 5582)

領事担当 上島(+243 81 880 5912)

出発前には海外安全ホームページをチェック!

https://www.anzen.mofa.go.jp/

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