チュニス市内テロ連続発生に関する注意喚起(第2報)

●27日チュニス市内で発生した2件のテロ事件について,テロ組織IS系メディアは,「2件のテロ事件の実行犯は,IS戦闘員によるものである」との犯行声明を発出。

●警察等の治安機関施設や人混みを避けること。

内容

(1)27日午前10時50分頃,チュニス市中心部のブルギバ通りにつながるシャルル・ド・ゴール通りで(注:付近に内務省及び仏大が所在)警察車両を狙った自爆テロが発生し,内務省発表によれば警察官1名が死亡,4名(内訳は警察官1名,市民3名)が負傷。

(2)上記事件の数十分後,チュニス市内ゴルジャーニ地区(注:チュニス市内南部)の司法警察及びテロ対策ユニットが入る警察施設裏門においてパトロールのため駐車場から出てきた車両を標的にバイクに乗った男が自爆し,内務省発表によれば警察官4名が負傷。

(3)上記テロ事件を受けて,27日午後,シェーヘド首相はブルギバ通りにある内務省を訪問し,「チュニジアにテログループの居場所は無く,彼らとの戦いは生存をかけた戦いであり,彼らを壊滅させるまで我々は休むことはない,これらテロ事件は彼らの絶望感を示すものである」等と述べた。

(4)27日,テロ組織IS系メディアは,「2件のテロ事件の実行犯は,IS戦闘員によるものである」との犯行声明を報じた。

 つきましては,チュニジアに滞在・渡航されている方及び予定されている方は,チュニジアに関する最新情報を入手するよう努めるとともに,危険情報に留意し,軍・警察・司法等の政府関係機関の施設や車両,主要インフラ施設,治安当局が立ち入り規制している場所等には近づかないようにする等,不測の事態に巻き込まれることが無いよう自ら安全の確保に努めてください。

2019年6月28日

チュニジア日本国大使館

領事班

(連絡先)

チュニジア日本国大使館

9, Rue Apollo XI, Cite Mahrajene, 1082 Tunis, TUNISIE

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