● 既に始まっていますが、本年は5月6日(月)頃から6月7日(金)頃まで、イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード)に当たります。
● 近年,ラマダン月及びその前後に世界中で多くのテロ事件が発生しています。とりわけ、金曜日はイスラム教徒の集団礼拝日にあたり、特段の注意を要するとされています。
● 現時点では、ケニア国内における具体的な脅威情報の把握には至っていないものの、この機をとらえて、国内のいずれかの場所でテロが敢行される可能性が否定できないことから、引き続き、テロに対する警戒をお願いします。
● 加えて、この時期に出張・旅行等で海外に渡航される場合についても、渡航先において、同様にテロ発生に対する十分な警戒をお願いします。
(参照)
5月3日付当館発「領事メール」
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=72235
4月18日付外務省発「広域情報」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2019C049.html
《警備対策官からのアドアイス》
以下の対策をとって頂きますようお願いします。
(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)特に,金曜日に注意する。金曜日はイスラム教徒の集団礼拝日であり,その際,モスク等宗教施設や群衆を狙ったテロや襲撃が行われることがある。
(3)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
観光施設,観光地周辺の道路,記念日・祝祭日等のイベント会場,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット,ナイトクラブ,映画館等人が多く集まる施設,教会・モスク等宗教関係施設,公共交通機関,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等。
(4)上記(3)の場所を訪れる際には,あらかじめ非常口等の避難経路を確認しておき,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(5)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には,警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。
【車両突入の場合】
○ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道などでは危険が増す。
○歩道を歩く際はできるだけ建物側を歩く。
【コンサート会場,スポーツの競技場等の閉鎖空間】
○会場には時間より早めに入る,終了後はある程度時間をおいてから退出するなど,人混みを避けるよう努める。
○セキュリティの確保されていない会場の外側や出入口付近は危険であり,こうした場所での人だまりや行列は避けるようにする。
○不測の事態の発生を念頭に,会場の出入口や非常口,避難の際の経路等についてあらかじめ入念に確認する。
○周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。
【爆弾,銃器を用いたテロに遭遇した場合】
○爆発,銃撃の音を聞いたらその場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとる。
○頑丈なものの陰に隠れる。
○周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合,出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり,注意が必要。
《お知らせ》
※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、最近、「緊急情報配信用ツイッター」を開設しました。大使館からの情報をいち早く入手することが可能になります。
以下のURLからフォローをお願いします。
https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR
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令和元年5月15日
在ケニア日本国大使館
電話:020−2898−000(24h対応)