ゴールデンウィークに英国へ渡航・滞在される方へ(防犯対策のお願い)

○近年,英国においてスリ,置き引き,ひったくり,偽警官による詐欺といった犯罪被害の報告が後を絶ちません。楽しく安全な旅行とするためにも,貴重品や荷物の管理には細心の注意を払うようにしてください。

○旅券が盗まれて,新しい旅券や「帰国のための渡航書」を発行するには,警察への届け出のほか,6か月以内に発行された戸籍謄本が必要となり,予約している航空便での移動や帰国ができない場合がありますので,ご注意ください。

1.スリ対策

 旅券や財布などの貴重品は,上着の外ポケットやズボンの後ろポケットなど外から盗みやすい場所には入れず,上着の内ポケットや内着の中など他人の手が届かない場所に保管してください。また,開口部の大きい女性用バッグや背負ったリュックなどは混雑した電車の中や人混みでは必ず前に抱えるようにしてください。特にバッキンガム宮殿の衛兵交代式や大英博物館などの人混みで写真撮影や展示物に夢中になっている際の被害が多く発生しています。

2.置き引き対策

 ホテルでチェックインの際にカバンを足下に置いたり,レストランやパブで椅子の背もたれにカバンを掛けて食事をしたりすることは避け,常に視界に入れるようにしてください。また,ビュッフェなどで一時的にテーブルを離れる場合は,誰かに見ていてもらうか,カバンも持って行くようにしてください。

3.ひったくり対策

 スクーターによるひったくり被害が増加しています。スマートフォンを見ながらや話しながらの歩行は注意力が散漫となり,後方から近づいてくる車両に注意が及びません。また,歩道を歩く際は車道側ではなく,できるだけ建物側を歩くように心掛けてください。

4.偽警官対策

 ビクトリア駅やセントパンクラス駅,大英博物館やオックスフォードサーカスといった駅や観光地,繁華街の周囲において,偽警官による詐欺被害が増えています。警官を自称する複数男性(多くが私服)が麻薬捜査の一環であるとして,旅行者に財布の提示を求め,気づかないうちに札を抜き取るものです。警官が財布の提示を求めることはありませんので,このような場合はそのまま立ち去るか,大声で周囲に助けを求めてください。

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(お問い合わせ先)

在英国日本国大使館 領事班直通

電 話:020-7465-6565

FAX:020-7491-9328