寸劇サギにご注意を

ただちに逃げるか,追ってきた場合は大きな声を出して近くの人に支援を求めて下さい。

 4月10日11時頃、ウラジオストク駅付近,アレウツカヤ通り13バス停付近で,若いロシア人と中国人風の2人組の男が,一人で観光に来ていた日本人旅行者(29歳男性)の目の前で,ロシア人の男がもう一人の中国人風の男のポケットから財布を摺り取ろうとしてわざと地面に落とし,それに気づいた中国人風男が英語で,そばにいた日本人旅行者に言いがかりをつけ,その旅行者が身の潔白を晴らそうと相手に身体検査をさせている隙に財布の中からお金を抜き取られるという被害が発生しました。

 4月12日14時頃にもフォンタナヤ通り35付近で、同じ2人組が同様の手口でその旅行者とは知らずに仕掛けてきたところ,旅行者が見破り身体検査をさせなかったことから,相手は何も取らずに逃げていきました。このことで,寸劇サギだったことが判明しました。

 万一,そのような状況に遭遇した場合には,身体や持ち物を触らせず,ただちに逃げて下さい。それでも追いかけてくる場合には,一人だけで対処せず,大きな声を出して,近くの人に(言葉が通じなくても)支援を求めて下さい。

* 相手の特徴

 ロシア人男は20代前半くらい。背丈は高くなく短髪。薄緑色のジャケットにカラーパンツ。

 中国人風の男は30歳くらい。背丈は高くなく薄い赤や青色の入った花柄で半袖のカッターシャツにサングラス着用。ジーパン。英語を話す。