ニューヨーク州ロックランド郡における麻しん(はしか)の流行について

○3月26日,ニューヨーク州ロックランド郡(Rockland County)は,麻しん(はしか)の感染に関する非常事態宣言を発出し,ワクチンを接種していない子供が学校やショッピングセンターなどの公共の場所に立ち入ることを禁止する措置を発表しました。

○発疹、発熱などの麻しん(はしか)のような症状がある場合は、麻しん(はしか)の疑いがあることを最寄りの医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。

3月26日,ニューヨーク州ロックランド郡(Rockland County)は,同郡における麻しん(はしか)の流行を踏まえ,麻しん(はしか)の感染に関する非常事態宣言を発出し,麻しん(はしか)に対するワクチンを接種していない18歳未満の子が学校やショッピングセンターなどの10人以上が集まる公共の場所(バスや電車などの交通機関を含む)に立ち入ることを禁止する措置を発表しました。

同郡によると,これまでに同郡において麻しん(はしか)の感染症例が153例確認されており、そのほとんどがワクチン接種を受けていない子供だったとのことで,この禁止措置は本日(3月27日)から30日間、あるいはこれまでにワクチン接種を受けていない子供に対しての三種混合(MMR,麻しん(はしか)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ),風疹)ワクチンの接種が行われるまで維持される予定とのことです。

同地域にお住まい又は訪問予定のある邦人の皆様は,ロックランド郡保健局が発出する最新の情報をご確認いただき,万一,発疹、発熱などの麻しん(はしか)のような症状がある場合は、麻しん(はしか)の疑いがあることを最寄りの医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。

※ロックランド郡HP

http://rocklandgov.com/

厚生労働省のホームページによると、麻しん(はしか)は、麻しん(はしか)ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、空気感染、飛沫感染接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染し,発症すると一生免疫が持続するとのことです。

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2〜3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人とのことです。

厚生労働省HP

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html

■ 本お知らせは,安全対策に関する情報を含むため,在留届への電子アドレス登録者,「緊急メール/総領事館からのお知らせ」登録者,外務省海外旅行登録「たびレジ」登録者に配信しています(本お知らせに関しては,配信停止を承れませんのでご了承願います。)。

■ 本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。

■ 在留届,帰国・転出等の届出を励行願います。

緊急時の安否確認を当館から行うために必要です。

以下のURLから所定の用紙をダウンロード後,FAXで(212)755-2851までご送付ください。

http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/02.html

■ 在ニューヨーク日本国総領事館

299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171

TEL:(212)-371-8222 FAX:(212)319-6357

HP: http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/

facebook: https://www.facebook.com/JapanConsNY/

twitter: https://twitter.com/JapanCons_NY