邦人犯罪被害事例(3月8日:マラケシュ)

 マラケシュの路上において,バイクを使用したひったくりの被害が発生しましたので,ご連絡いたします。同様の手口による被害が頻発していますので,屋外を歩く際は常に周囲に注意を払い,貴重品の管理に十分注意してください。

ロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様

邦人犯罪被害

発生日時:2019年3月8日(金)11時頃

発生場所:マラケシュの路上(Les jardins de l'Agdal Hotel&Spa前)

被害手口:ひったくり

被害者:30代女性及び40代男性

概要:

 マラケシュ市内のホテルLes jardins de l'Agdal Hotel&Spa前の路上を夫婦で歩行中,後ろから来たバイクに乗った男1人に女性がショルダーバッグ(バッグは女性が斜めがけして,夫婦の間に挟むように保持)をひったくられた。盗られた際に引っ張られたような感覚はなく,ベルト部分を切られたのではないかと思われる。盗られたことに気付き直ぐに犯人を追いかけたが,見失ってしまった。事件発生当時路上にひと気はなかった。バッグの中には,旅券2人分,運転免許証,保険証,現金などが入っており,女性が手に持っていたスマートフォン以外全て盗られたが,男性がパスポート以外のものは自身で保持していたため,警察及び大使館への連絡や旅券の申請等は速やかに行うことが出来た。

被害現場付近地図:

https://www.google.co.jp/maps/place/Les+Jardins+de+l'Agdal/@31.5936808,-7.9918382,17.11z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x2ed131b44c8d0af1!8m2!3d31.59362!4d-7.9911965

大使館からのコメント:

 日本人は非常に目立つため,標的になりやすい事を意識してください。通りを歩行する際は,可能な限り人通りが少ない通りは避けるとともに,人通りの多い通りにおいても,警戒心を怠ることなく,常に周囲に怪しい人物や車両がいないか注意を払って下さい。多くのケースは後方からの不意な襲撃であるため,通りを歩行する際は後方から聞こえるバイクのエンジン音にも注意を払いながら歩行するよう日頃から心掛けてください。また,犯人の追跡や犯人に抵抗することにより金品を奪われるだけでなく,思わぬ大怪我を負ったり,命を危険にさらすこともありますので,不用意に追跡及び抵抗することは避けてください。

 今回のケースでは,斜めがけのショルダーバッグに旅券や現金等の貴重品を入れ,2人の間に挟んで保持していたにも拘わらず,ショルダーベルトを切られたかは不明ですが,一瞬でいとも簡単にバッグを盗られてしまったとのことです。貴重品を入れたバッグを持ち歩く際は,ベルトを短くするなどして身体に密着させ,身体の前で抱え込むように保持するなど,周囲に「警戒心」をアピールすることが重要です。

 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#  参照)

 このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】

在モロッコ日本国大使館領事部

TEL:+212-(0)537-63-1785

FAX:+212-(0)537-63-9560

E-mail: consulaire@rb.mofa.go.jp

在モロッコ日本国大使館ホームページ:http://www.ma.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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